隊長の屋外な日々

 

11月29日 亀岡ミニコース整備


数週間前、僕が音頭をとって、とれとれの一部の皆さんを集めて、ブルで軽くミーティング(飲み会)のようなモノを行った。
議題は、今シーズンのとれとれと、来シーズンの『とれとれレイドオブシディアン』。
レイドオブシディアンは、『オブシ』と呼ばれ、毎シーズンGWに行われるとれとれシリーズ戦を締めくくる4日間連続のラリーレイド。
全国5ヶ所のデスクが毎年持ち回りで開催しており、来シーズンは関西が担当なのである。
前回はまなじ〜がメインで担当し、色々と色んな意味で大変だったようで(自爆していただけかも知れないが(笑))、まなじ〜はもうすでに全くやる気がなく、しかしこのまま放置すると『関西オブシできません!!』という事態にもなりかねず、僭越ながら僕がアクションを起こさせてもらったしだい。
一方、今シーズンの関西のとれとれは、とりあえず開催が決まっているのが、教祖開催の1月の『北摂ラリー』。
僕がメインでクリエイトしている4月の『飛鳥ラリー』。
この二つがシリーズ戦。
あと、まなじ〜の亀岡ミニは、開催は決定しているが、日程はまだ未定で、これが今回の議題の一つ。
あと、どこかでもう一回ミニが開催できるかどうか?というのが、もう一つの議題でもあった。

と言いつつ、まあ、飲みの席なので、そんな堅い話はそこそこに、とれとれ話は盛り上がる。
今回は初回だって事で、親睦を深める意味もあり、これはこれでヨシ。
だが、そこで、ちょっと気になることを小耳に挟んだ。
どうやらまなじ〜が、民ちゃんを、亀岡ミニのコース調査&整備(倒木切り)に連れ出しているらしい。

『ちょっとまて!!』と。

民ちゃんは、まだ、『とれとれ』には一度も参加したことは無いし、コース作りが何なのか、いや、とれとれが何なのかすら、よく解っていないはずである。
まず普通に人道的に考えて、そんな方を、コース上の丸太を鋸で切るための人員として駆り出して良いのか?と。
しかも、彼女は今、もの凄くマウンテンバイクに乗りたくてしょうがないのである。
実際彼女もそう言っているし、もう誰が見たってそうだ。
いま彼女にマウンテンバイク的なお誘いをしたら、もうスケジュールが許す限り絶対乗ってくるはずだ。
それが故に、そんな彼女をMTBをエサにして倒木処理に連れ出すなんて、それはちょっとヒドイのではないか?と。
言っておくが、倒木が多すぎて現状では間違いなく乗れないはず。
「地図読みの練習にもなるよ!」なんて、適当なことを言って誘っている可能性も大だが、読図練習なんて、コース整備の片手間でできるほど簡単なモノではないし、というか、まなじ〜自体が、そんないっぺんにいろんな事ができる人ではない。

あまりにも不憫なので、民ちゃんにメールをしてみた。
『あなたは、またも騙されています。』(笑)

案の定、「地図読みの練習にもなるよ!」なんて言葉巧みに(?)声をかけられたらしい。
しかも、後でわかった事だが、同様のメールを、あけみちゃんやT野コーチにまで送っていたらしい。(人生経験豊富なお二人は、さすがに騙されなかったようだが。)
女子ばかりなのもナンだかなぁ(男子にも声をかけていたかもしれないが)なのだが、それよりも、皆さんバイク(とれとれ)初心者である。
つまり、亀岡ミニには、選手で出てもらった方がいい方々ではないのか?
いったい何を考えているのか・・・いや何も考えていないのか。

しかも、である。
今回のミーティングで、亀岡ミニの日程は、『飛鳥ラリーに近い日ははやめておきましょう。』という事になっていたのだが、数日後、まなじ〜からとれとれのメ−リングリストに決定事項としてまわってきた日程は、ナンと飛鳥ラリーの二週間前だった。

嫌がらせですか?(笑)

まずはとりあえず、なぜそんな事になったのか・・・の理由を聞いたが、満足のいく回答は無し。
しかし、こうなったらいくらこっちが理詰めで説得してもこの人が覆る可能性は低い。
そしてこの短期間での連ちゃん開催では、選手を食い合う可能性(あまり無いかも知れないが)もさることながら、スタッフにかかる負担が、かなり大きくなってしまうはずである。
皆さん、ほとんどボランティアでお願いしているし、そんなにスタッフ要員も多くはないのに、皆さん来てもらえるんだろうか?
う〜ん・・・大いに心配である。
というか、そもそも、関西のミニラリーは、『若干沈滞気味だった関西のとれとれをもう一度盛り上げましょう!』という趣旨でやっているはずである。
何故に、もっと大局的に物事を見て行動できないんですか?!!

いや、無理か。

まなじ〜だしなぁ。

本人には悪気はないのである。(たぶん)
どうしたって、結局まなじ〜はまなじ〜的行動しかとれないわけで、いわばこれは「事故」のようなモノだ。
しかし、この一件のせいで、一時期、僕のテンションは激下がり。
ぶっちゃけ飛鳥ラリーすら中止したくなったほどだったが、しかしココで切れてしまっては『負け』である。

『オレは負けねぇ!!(笑)』

これは、まなじ〜とお付き合いする人にはもれなく付いてくる試練なのだ。
負けねえついでに、今日は亀岡のミニのお手伝いもするのである。
まなじ〜ありがとう。僕をこんなに強い男にしてくれて。

そして今日、亀岡運動公園の駐車場に集まった、心の広い方々は、総勢10名ほど。
最初、人数を聞いたときは、素直に『ただのコース整備で10名も集めてしまうのは凄いなぁ・・・』と思っていたのだが、やはり今回も、いったいナンの事やらわからず連れてこられた人がいた。
今日の犠牲者は、関大の自転車部の学生二名。
つまり、まなじ〜の後輩である。(どんだけ後輩やねん!)
しかも一人は、普段マウンテンバイクすら乗っていなく、借り物のバイクらしい。
どうやら、クラブの監督(?)に、まなじ〜が『イキのイイヤツ二人ほどよこしてくれ。』と指令を出して、白羽の矢が立ったようだ。
聞くところによると、まなじ〜と会うのも今日が初めてだとか。

哀れだ・・・哀れすぎる・・・。

まなじ〜は激しく非難を浴びつつ、関大生の二人には激しく同情が集まりつつ、ひとまずバイクにて山に向かう。

本日の整備予定は、とりあえず現在決まっているコース全て。
一部は、もうすでにある程度は刈ってあるそうだが、大物の倒木や、まだまだ手つかずの部分もあるらしい。
しかし、これだけ人数がいれば、たぶん今日中には、十分整備できるだろう。

謎の石像郡でひとしきり盛り上がり、舗装路を上り詰め、シングルを担ぎ上げ。
この山は、かつて、オリエンテーリング遊びをした事があり、僕は土地勘がある。

下りシングルに入って、整備開始。
ここで、関大学生の若い力が大活躍。
今までだったら鋸で数十分、かなり切断に苦労をせねばならなかった倒木も、どんどん持ち上げて撤去。
みるみるコースが切り開かれていく。

が、思った以上に倒木は多く、楽勝と思われていた全コースの整備が終わったのは夕方だった。

皆さんお疲れさまでした〜。

最後に、通しで移動してみた、所感。

大きく分けて、下りシングルは二本。
まなじ〜曰く、
『ひとまず現状は初心者コース。この後、追加で伸ばすかも。』
だったが、実際走ってみると、一本のシングルは難易度がそこそこあり、これは経験者でも十分楽しめる。
逆に初心者にはちょっと難しいか?
二本目は、超初心者でも走れるレベル。
ただ、一本目と二本目の間に、けっこう長い舗装路移動が入るのが残念な感じである。
ここをなんとかシングルで繋げれば、良いコースになるだろう。
これで終わりにせず、さらなるコース調査に期待である。

 

 

 

11月28日 ブル陸上部スクールライド


ブル陸上部は、基本的にマラソンをする人々の集まりである。
しかし、基本的に好奇心旺盛な人々なので、他にも色々とやってはみたい。
その一つがバイクである。
そこで僕やT野が、何処かで余っているバイクを調達してきて提供したり、個々で買ったりしているうちに、部内のロードバイクやマウンテンバイクの所有率も、最近かなり高くなってきた。
しかし、やはり基本マラソンなので、あまり乗る機会がない。
このままでは宝の持ち腐れなので、なんとか乗る機会を設けねば・・・というのが、最近の僕とT野のテーマなのであるが、これがなかなか難しい。
特に、マウンテンバイクは、なかなか最初は一人で山に行くという事はしないだろう。
しかも、ロードバイクよりもいろんなテクニックが必要で、それを一人で修得するのは、なかなか大変である。
しかし、ツーリングに誘おうにも、 とれとれ系のツーリングでは、登りも下りもペースが違いすぎて一緒に行動するのは難しい。
なので、何度かブル陸上部系のライドも企画したのだが、僕的には、なかなか実を結んでいるとは思えなかった。
僕がマウンテンバイクを始めた頃(といっても20年ほど前だが)は、2〜3回乗りに行ったら、みんな普通に走れていたような記憶があるので、何度かツーリングに行きつつ、所々で気が付いたことをアドバイスすればいいだろう・・・と、軽い感じで思っていたのだが、なかなか上手くなってくれないのである。
(いや、中には順調に上手くなっている人もいるんですが。)

そこで今回。
僕の古いアラヤのバイクを谷やんに譲るのを期に、『本格的スクールライド』を企画する事にした。
今回は、面白くなくてもなんでも、『基本』をできるようになるまで、何度でもやってもらおう。と。
あと、一人では見きれないので、さのっぴにもコーチをお願いし、ミツマタさんも鈴鹿からやって来てくれる事になり、コーチ3名体勢で、徹底的にやる事になった。
100円ショップで小さなコーナーパイロンも購入し、準備は万端である。

 

当日朝、ブル前集合。
ブルの面々をピックアップし、矢田子供の森駐車場へ。
ほぼ時間通り到着。

が、ここで、僕が大チョンボをしていた事が発覚。
本日納車する谷やんのバイクを、家に忘れてきてしまっていたのである。
スクールに心奪われて、すっかり車に積むのを忘れていた。
いやぁ〜、久々に大ボケやっちまいました〜。(爆)
とりあえず、僕のCOVEを谷やんに乗ってもらう事にして、急いで西宮に取りに帰る。
高速をすっ飛ばして、往復2時間。
11時半頃やっと皆様に合流。(汗)

その間、さのっぴに皆さんを見てもらうようにお願いしていたのだが、内容を聞いてみると、主にトライアル的な乗り方を中心に教えてくれていた模様。
聞くところによると、皆さんもう何度も転びつつ、果敢に課題に取り組んでくれたようだ。
趣旨に添って、なかなかエエ調子で教えてくれていたようである。

では、次はシングルの下り方なんかを実践的にやりましょうか・・・って事で、鉄塔コースのシングルへ。
鉄塔下で昼食を摂り、腰を後に落としつつ下る練習等。

その後、白畑に降り、時間も押してきたので、法隆寺には行かず、矢田寺へ降りるシングルへ。
ここはまだちょっと難しいかな?と思ったが、まあ、やはりはだ半分くらい降りて下る。
下る技術は伝授しているので、あとはそれを使えばイケるはずなのだが・・・。
まあ、なかなかそうすぐには上手くはなりませんわな〜。

それでも、所によっては、果敢にトライ?し、転倒。
人が転ぶのを見るのは、やはり面白い。(笑)
こちらも、普段やらないチャレンジなどして、楽しみつつ、子供の森まで。
(後日談だが、I森さんは、転倒の際にハンドルで強打し、またも肋骨にひびが入ったとか入らなかったとか。)

少し時間があったので、芝生広場でコーナーパイロンを使って、タイムを計ってジムカーナ遊び。
さのっぴ、張り切りすぎて転倒。(笑)

駐車場閉場ギリギリまで遊んで、いつもの謎の寺風呂へ。
阪奈自動車道の王将で、激食い打ち上げ。

いやいや、皆さんお疲れ様でした〜。
少しは、MTBの感覚が掴めましたでしょうか?
しかしま、やはり、上手くなるための一番の近道は、沢山乗ることでしょう。
これに懲りずに、また行きましょう〜。

 

 

 

11月23日 ARJS長州大会〜翌日


爆睡。朝8時起床。
今日は僕とM崎氏、くまちゃんは、M崎号にて秋芳洞観光の予定。
残りの面々は、朝食後色々と検討した結果、博多方面に行きシーカヤックをする事となった。

というわけで、宿で解散。
M崎号組みは、いきなり秋芳洞には行かず、ひとまずご近所の名所、角島へ向かう。
昨日までとは違って、今日は温かく非常に穏やかな晴天。
海水の透明度は高く、砂が白いので、まるで南の島のような海岸。
しかし、石は黒く、このコントラストも面白い。
なかなか興味深い島である。
まったりと島内を観光。

それから秋芳洞を目指す。
秋芳洞は、かつて学生時代に自転車で行った事がある。
23年ぶりの再訪だ。

到着してみるが、なんとなく覚えているような覚えていないような。(笑)
しかしま、とりあえず入場料を払い、洞窟の中へ。
僕の田舎高知県には、龍河洞という鍾乳洞があり、僕の洞窟のイメージは基本的にそれなのだが、ここは広い〜。
『こんな所を、アドベンチャーレースで行けたら楽しいだろうなぁ〜。』
などと話しながら歩く。
昨日まで、暗闇の中を超強力高照度ライトで移動していたので、暗いところを見ると、そのライトで照らしてみたい衝動に駆られるが、残念ながら持ってきてなかった。

一旦向こうに通り抜け、秋芳洞の天井上にある歩いて秋吉台へ。
展望台の所で、名物夏みかんソフトクリームをいただく。
何故かチャイナドレスの看板娘、なっちゃんと記念撮影。
展望台で、秋吉台を眺めつつ、あの道は乗れそう(MTB)だなぁ・・・とか。

秋吉台の展望に別れを告げ、再び穴の中へ。
なんとエレベーターで下りられる。
23年前は、こんなのあったかなぁ?

出口ちょっと手前で、追加料金を払い、アドベンチャーコースへ。
アドベンチャーレーサーなら、行かねばなるまい。
異様なほど暗い旧式懐中電灯を手に、階段を上る。

『滑るわっ!!』

(↑すいません、このネタ、僕とくまちゃん、M崎氏以外わかりません。(笑))

見た目、かなりショボそうだったのだが、このワケの分からないノリのお陰で、バカウケのアドベンチャーコースだった。

洞窟を出て、遅めの昼食。
名物『ぜんじかっぱそば』。とコロッケ。
麺に山葵が練り込んであり、胡瓜が乗っていたが、要するに瓦そばだった。
美味しくいただきました。

秋芳洞をあとにし、山口宇部空港へ。
くまちゃんを送り届け、一路西宮まで。
いや〜、中身の濃い三日間でした。
この度お世話になった皆様、お疲れさま&ありがとうございました〜。

 

 

 

11月22日 ARJS長州大会〜その2


3時半頃起床。
曇り時々雨の天気予報だが、空は快晴。星だらけ。
バタバタと準備をし、4時半スタート。
といっても、定時に出たのは、イーストウインドとノバちゃんとこの「アイナック」のみ。
我々東龍門は、少し遅れて3番目にスタートである。

最初のステージはマウンテンバイク。
まだまだ真っ暗な中、ライトを頼りに進む。
所々でプチロストのイーストウインドと出会う。
日の入りが遅いと言うことは、日の出も遅いという事。なかなか明るくならない。
闇夜のシングルトラックで、くまちゃんが穴に落ちたりしつつ、和やかに進む。(笑)
途中で、少し出遅れた洗濯隊に追い抜かれたりしつつ、 結局明るくなったのは、6時40分頃、カヤックスタート地点直前だった。

6時45分頃、カヤックスタート地点に到着。
洗濯隊は着換え中、イーストウインドはもう出発した後だった。
トランジッションを経て、カヤックスタート。
天気予報通り、夜明けと共に天気は曇天へ。
しかし、海の透明度はすばらしく、水温もまだ高い。
昨日は海が荒れていて、ポイントすら付けられなかったそうだが、今日はほぼベタ凪ぎだ。
てらさんがシングルに乗り、僕はくまちゃんとダブル艇。
しかし漕いでみると、てらさんの方が速かったので、パンチカードはてらさんに預け、ツーリングモードで進む。
一ヶ所、岬の上にポイントが設定されている所があり、その上陸地点で洗濯隊とすれ違う。
順調にポイントを獲り、10キロほど漕いで、カヤック終了。

そこからしばし、MTBで移動し、鬼ヶ城(山)の麓まで。
ここからは、トレッキング区間である。
まずCP20を取りに行くが、進入に失敗し、少々ロス。
CP20からCP21までは、道は無し。
引き返して、道を探しつつ登るルートも考えられたが、我々は真っ直ぐ獲りに行く事にした。
トラバース気味に高度を上げつつ、林の斜面を登る。
最後は直登。
なんなく、CP21へ。
ここで、のばちゃんの「アイナック」が、一名体調不良&転倒前歯が折れてリタイヤ、昨日3時まで動き続け、貫徹で今日に挑んだ地元九州の「サファリ」も女性メンバーの故障でリタイヤした事を知る。

ここからは、懸垂下降。
といっても、崖とかではなく、さっき直登してきた斜面より少し急かな?といった感じの急斜面である。
ま、高所恐怖症の僕としては、願ったりでもあるが。
ハーネスを装着し、問題なく下降。

そこで、桃太郎てらさんから、きび団子をいただき、鬼ヶ城を目指す。(←できすぎ(笑))
そこからは登山道を一気に稜線まで。
道無き尾根へ分け入り、CP22をピストンで獲り、CP23の鬼ヶ城山頂まで。
パンチチェックのスタッフに写真を撮ってもらう。
ここで一人でじっと選手を待っているのは、寒くて大変だ。
テントくらい用意してあげれば良いのになぁ。

次のCP24の狩音山までは道があるという話しで、そのまま進む。
その次のCP25のEL(足切り)は14時半。
あまり時間は無い。
当初、そこから東へ下り、いち早く舗装路に出た方が速いのではないか?という事だったのだが、地図上の点線の道の入り口は不明瞭。
ここで冒険するとダメだった場合ELに引っ掛かってしまうので、安全策で、明瞭な道の方を選択。
その道は、途中から、地図上の点線からは外れた稜線へ向かっていったのだが、その辺から道標が出てきて、目的地方面には到達している事を確認。
あとはとにかく急いでCP25を目指すのみだ。

しかし、てらさんは、もうだいぶ売り切れの様子。
時折、きび団子をのどに詰まらせて咳込むなど(笑)疲れの色が隠せない。
実は、てらさん、今年で東龍門の解散を決めていて、今年を最後にアドベンチャレースの一線からは退くつもりだとの事。
つまり今日が東龍門最後のレースであり、さらにもしかして、今日がてらさんのラストレースになるかもしれないのである。
新参者の僕ではあるが、ここは是非とも完全完走で締めくくってあげたい。
そう思い、先を急ぐ。
(と言いつつ、蛸踊りの木の前で、二人に蛸踊りを強要(笑)てらさん、まっすぐ歩けないほど疲労しているわりには、足上がってます。→)

そして、ついに小雨の降りだした中、なんとかEL15分ほど前にCP25に到着。
とれとれ仲間の「きもっちゃん」と、「たえみちゃんが」
九州から応援に駆けつけてくれていた。
元気をもらって、最後のMTBステージへ。

ここからは、時間制限は無し。
どんなに時間がかかっても完全完走である。
用意されている山も、低めの山が一つだけ。
順調にポイントを獲り、下山。
最後は舗装路をひたすらゴールまで走り、無事ゴ〜ル!!

お土産に、きもっちゃんとためみちゃんが買ってきてくれた地元名物?「瓦シュークリーム」をいただく。
激ウマ〜。

それから、ひとまず温泉に行き汗を流し、表彰式。

結果は、イーストウインドが優勝。
二位はとれとれ東龍門洗濯隊。
我々とれとれ東龍門が3位。
で、ここまでが完全完走という結果だった。

 

そして、見事!とれとれ東龍門チームが、年間シリーズ一位、つまり2009年日本一を獲得〜。
微力ながら、貢献できて良かったっす。
てらさん、くまっちゃん、おめでとう〜!!

僕的には、ひとまず、重責は果たせたかな?と。

 

その後、東龍門メンバーと一緒に、地元の川棚温泉壽旅館へ。
ずいぶん遅くなったのに、快く対応してくださった。
地元の海の幸激ウマ〜。
そして、シメは名物瓦蕎麦。
瓦の上に乗ってます。(笑)
茶蕎麦を焼いてその大上にトッピングが乗っており、それを出汁に浸けて食べると言うモノ。
見た目のインパクトだけかと思いきや、なかなかイケてる味でした。

せっかくなので宿の温泉に入りなおし、部屋で宴会。

いや〜お疲れさまでした〜。
東龍門はもう無くなるそうですが、機会があれば、是非またご一緒しましょう!!

 

 

 

11月21日 ARJS長州大会〜その1


『ARJS』・・・アドベンチャー・レーシング・ジャパン・シリーズ。
去年から始まった、アドベンチャレースのシリーズ戦だ。
去年は、まなじ〜とフル参戦し、初戦の長良川大会でいきなりの優勝。
二戦目の三浦横須賀大会では三位、三戦目の富士山大会では四位の成績で、『とれとれ東龍門』と、最後までシリーズチャンピオンの座を争い、最終的にはシリーズ二位に終わった。
といっても、誰がどうみても、我々にはできすぎの結果。
いやぁ〜、楽しませてもらいました。

で、今シーズンは、規模も拡大。
シリーズは、全6戦になり、範囲も北は千葉県房総半島から南は山口県下関まで。
まなじ〜ずとしては、房総はなかなか遠いが、『今年も出られる大会は出よう!』と、初戦の富士山大会にエントリーしようと予定していたのだが、僕がいきなりの首骨折。
シリーズ前半を棒に振る結果となった。
そうこうしているうちに、房総大会が無くなり、全5戦に。
南信州大会が10月25日に延期になり、参加可能となったのだが、 エクストリーム四国大会と連ちゃんになり、日程的にツライのでパス。
最終戦の長州大会を残すのみとなったのだが、女性メンバーが集まらず、どうも今回も無理そうな気配。
今年はARJSには縁がなかったなぁ・・・と思っていたら、エントリー締め切り2日前に、M崎氏から電話があった。

『とれとれ東龍門で、欠員が出て困ってるんですが、カワグチさんどうですか?』と。
ちなみに、「とれとれ東龍門」とは、かつて伊豆アドでも優勝したことのある名門チーム。
今年は『とれとれ東龍門』と『とれとれ東龍門洗濯隊』という二チームが出ているのだが、欠員が出たのは本隊の『とれとれ東龍門』の方。
今シーズン、唯一のシリーズ皆勤賞のチームで、今回の大会にシリーズ優勝がかかっていた。
シリーズポイントを獲得するには、シリーズ通して二名は固定で出なければならなくて、 メンバーは『とれとれ東龍門』の生みの親の「たいちゃう」こと「寺さん」と、とれとれでも同じみの「くまちゃん」。
しかも、当初出る予定だったのが、かつての伊豆アドでの優勝メンバー『原人』さんだったので、これは出るとしたら責任重大だなぁ・・・と思いつつ、まだもしかしたらまなじ〜が、ギリギリで女性メンバーをみつけてくる可能性があるので、ひとまず保留させていただいた。

そして二日後。
まなじ〜からの連絡は無く、 僕の、とれとれ東龍門デビューが決まった。

 

朝6時前、西宮出発。
途中岡山で、桃の果肉入り生ドラ焼きと、塩入きび団子を仕込み、山口県下関を目指す。
きび団子は、たいちゃう(桃太郎)がピンチの時に、隊員(犬、猿、キジ)をきび団子で買収するためのネタとして、寺さんへのプレゼントだ。(笑)

13時前に現地に到着。
東京組の東龍門の他のメンバー、寺さん、くまちゃん、k1roさん、みきてぃは、少し前に着いていた。
テントを立てたり、バイクを組んだりしつつ、準備。
西日本では数少ないアドベンチャーレースという事もあり、まだまだアドベンチャーレースに対する知名度が低いのか、 地元(といっても九州だが)のチームは1チームのみ。
参加チームは7チームと、かなり寂しい。
しかも、芝やん含む『ユナイト』は、東京から移動中に渋滞につかまり、とうていスタートには間に合いそうもないとの事。
そういえば、k1roさんも仕事が押して昨日の飛行機に乗れず、大変な行程を経て下関入りしたらしい。
いやいや、スタート位置に着くまでもアドベンチャーですなぁ。

ブルーフィングを経て、スタート位置につく。
直前に到着し、準備に大わらわ(笑)のユナイトを尻目に、16時スタート。
最初のセクションはMTB。
今日はナイトステージである。

イーストウインドがいきなり飛び出し、我々は、洗濯隊と一緒に東龍門パックでしばらく進む。
イメージではもうすぐに薄暗くなりそうな感じだったが、関西よりもずいぶん西なので、夕暮れはけっこう遅い。

舗装路の登りで、足のある洗濯隊が若干前へ。
狗留孫観音のCP2へ着く。
『狗留孫観音には世話好きの婆様がいて、どんだけ断っても超高速でお茶が出てくるので注意!』というブリーフィングを受けていたのだが見あたらない。
と思っていたら、なんと狗留孫山の登山道に、巨大な飴のボトルを持って待ち受けていた。(笑)
ありがたくいただく。

狗留孫山までの道は地図には載ってないのだが道はあるとの事で、実際行ってみると、まあ、予想の範疇なルートでピークのCP3まで。
山頂でヘッドランプの装着をし、ピークから北に降りるシングルがあったので、それに乗るが、すぐに下から洗濯隊が戻ってきた。
どうやら下で道が、尾根に沿って行きたい方向ではない方に曲がっていっているらしい。
しばらく山頂からルートを探したが、無いので、来た道を少し戻り、行きたかった地図上に点線(道)へ合流。
そこからは谷道の登山道を下る。
が、道が荒れてて全然乗れません。(笑)
というか、予想はしていたが、道自体かなり薄くて、所々ほぼ無くなっている。
たま〜に昔の登山道らしき道標とピンクのテープがある程度。
しかも、このルート、途中で谷を巻いて別の谷に乗り換えるように付いていて、この道の状態では、そこの巻きはじめの見極めがけっこう難しそうだ。
狗留孫山で高度計を補正しなかった事を若干後悔しつつ、案の定、巻きはじめの判断が若干早すぎ、多少のロス。
結局、巻き道は意外と素直にわかりやすく付いており、徐々に道もマシになり、あっさり下山。
その後は、舗装路でCP5を獲り、スタート地点まで。
バイクを置いて、今度はオリエンテーリングである。
が、ひとまず、スタッフの用意してくれたおでんをいただく。
温ウマ〜。

今回のオリエンテーリングのポイントは6個。
スコアオーではなく、全て獲ってこなければならないが、獲る順番は問わないとの事。
地図を受けとり出発。
トップのイーストウインドと洗濯隊はポイント1〜2の鯖釣山方面から獲り始めたようだが、我々は東のポイント6方面から開始。
まず、5を獲り、6へ。
6で若干ポイントを探す。
オリエンテーリングのマップには、普通、そのポイントの状況を示すヒント(尾根だとか沢だとか)が別に記載されていたりするのだが、このマップには無し。
基本的に丸の中心にあるんだろうなぁ〜と思ったが、どうも少しずれている様子だ。
藪をこいで、4をピストンで獲り、3へ。
丸の中心は、どうみても激しい竹藪の中だ。
ほんとにこんな所にあるのか??と思いつつも、藪の中をしばらく捜索するも、どう探しても無い。
実は、このポイント、丸の中心からは、かなりずれたお寺の境内の端にあった。
後からわかったことだが、実は最初にもらった指示書に、ちゃんとその場所のヒントが『記念碑』と書いてあったのである。
しかしまさか、まだもらっていない地図の事が指示書に書いてあるとは思ってなかった。
指示書はちゃんと読まないとダメですなぁ〜。
気を取りなおし、「1」へ。
東北東の砂防ダムか、南東部の鳥居マークから登山道があるんじゃないか?と想像しつつ向かうと、砂防ダムに向かう道の入り口に、あっさり鯖釣山の登山口の看板。
とりあえず何も考えずに登り始めたのだが、途中からルートが北へ。
このままでは「2」へ向かってしまう感じだが、まあ、先に2を獲っても問題ないので、そちらに先に行く事にする。
途中、ユナイトとすれ違い、2へ。
戻ってきているという事は、2から東へ降りる道は無いという事か?はたまたユナイトもまだ1を獲っていないのか?
2は、眺望の良いピークにあった。
東の降りる道はやはり無く、来た道を戻る。
途中O森さんのチームとすれ違う。
鞍部まで戻り、1への登山ルートを探すも、どうも無い。
三角点もある山なので、どこかに登山道があるのではないか?と思ったが、登れないこともなさそうなので、斜面を直登。
稜線に取り付いたが、やはり道はあるんだか無いんだか・・・。
ただ、所々赤いテープの目印があり、まったく道ではないという事ではなさそうだ。
シダが濃くイバラもあり、なかなか簡単には登らせてくれないが、もうここまで来たら登り切るしかない。
「1」に到着。
山頂から降りる登山道は確認できず。
地図上では鯖釣山の三角点はこの「1」のピークだが、地元ではこの山塊一帯を鯖釣山と呼んでいるのかもしれない。
来たルートを戻り、ゴール。 21時半頃だったか。
スタッフが用意してくれた河豚汁が激ウマ〜。

しばらくたき火ににあたり談笑。
テントに入り、明日のルートの確認をして就寝。
最後尾のチームが戻ってきたのは、午前3時をまわっていたらしい。

明日は4時半スタートである。

 

 

 

11月15日 箕面ロゲイン


朝8時、阪急箕面駅集合。
本日は箕面ロゲイン。
勝手知ったる箕面の山だって事で、ブル陸上部からは、9名。
石橋の駅までみんなと一緒だったのに、乗り換えする間にコンビニに行きそのまま電車が出てしまって遅刻となったまなじ〜を放置して、スタート会場に向かう。

ブルの皆さんは、個人アスリートクラス(3時間)でエントリー。
どうやら少し前、ブルで飲んでいる最中に、この大会で得点が200点(1,000点満点)に充たないブルメンバーは、レース終了後、山に残りまなじ〜の補習を受けなければならないという事になったらしく、皆さん、『それだけは何とか避けたい!!』と、必死だ。(笑)
実は先週、こっそり現地に調査に行き、もう既にポイントをいくつか見つけてきているらしい。
何じゃそりゃ?(苦笑)である。
(どうやら、先週にはロゲイン予定ポイントに印が着いていたようだ。)

受付を済まし、ゼッケンを付けたりしていると、ちらほら知った顔も登場。
姫路のS谷さん、O森さん、みやっぷ夫妻に、東京からシゲさん、あけみちゃん、昨日も会ったが、東海のM又さん等。
初心者講習会を経て、9時半からブリーフィング。
9時40分にマップが配られ、作戦タイム。
この前の希望ヶ丘とは打って代わって、今回のポイントは、30ポイントほぼ全て道沿いだった。
つまりどういう事かというと、今から20分間でルートをマネージメントしたら、あとはほぼひたすら体力勝負である・・・という事である。
これはキツイレースになりそうだ。

10時スタート。
ひとまず「勝尾時の一番奥のポイントまで1時間」という目標タイムを設定。
道ばかり行っていても面白くないので、適度に谷へ降りるショートカットを織り交ぜ、予定ルート通りポイントを消化。
一番奥のポイントには、予定より5分遅れで到着した。
ま、想定内のタイムである 。
最初の方にショートカットで降りた谷が予想以上に荒れていたのが、少し遅れた理由になるか。

さすがに知り合いが多いので、色んな人とすれ違う。(写真はブルのマスターM野さん)

そっからは、舗装路を1キロほど行き、再び山へ入る。
ここで、勢い余って、10点のポイントをスルー。
200メートルほど来た道を戻るロス。
その後、今回最高得点の120点のポイントを獲り、アップダウンを繰り返し、順次ポイントを消化。

今回二番目に高い100点のポイントは、超観光地、箕面の滝だった。
ご覧の通り、もの凄い人。
ポイントが見つけられません。(今回、一番難しいポイントでした(笑))

この地点を2時間後に予定していたのだが、10分遅れ。
しかし、こっからは基本下りなので、50分もあればなんとか帰れるだろう。

結局、最後まで最初の予定ルートを遂行できた。
一ヶ所、オプションで10点のポイントをピストンで獲りに行こうかどうか迷ったが、大事をとってパス。
その後は余裕を持って、ゴールへ。
中盤のロスが無ければ、もう10点獲れてたが、まあ、納得のラン。
よく走りました〜。

結局得点は880点。
男子アスリートクラスで8位(45名中)。
GPSのログを確認すると、18キロも走っていた。
ロゲインと言うよりトレランでしたな〜。

今回は、ポイントが簡単だったって事もあり、ブル陸上部の面々も、男子アスリートクラス(個人45名中)でM野さんの17位や、女子アスリートクラス(個人16名中)でS藤の6位など、なかなかの成績。
ただし、まなじ〜は制限時間オーバーで減点100点をもらい、前日またもや深酒しすぎで二日酔いベロンベロンのI森さんにも負けて、ブル男性最下位。
いくら四国エクストリームの捻挫が完治していないとはいえ、 人に補習付けるとか言ってる場合じゃないですな。(笑)

しかし、今回はまだウワテがおりました。
信越ファイブマウンテン100キロ女子総合3位のスーパートレイルランナー、松もっちゃん。
驚異の減点1350点を食らい、総得点マイナス710点也。
まあ彼女は、今年のOSJおんたけウルトラトレイル100キロの時も道をロストしてお立ち台を逃した事もあり、ロストに関しては筋金入りなのであるが、今回は、箕面の滝のポイントであまりにも人が多く、ポイントが見つけられなくて、そこで『ブチ切れ』
もう、どーでもよくなったらしく、そこから真っ直ぐ帰って来たらまだ間に合ったかもしれないのに、さらに山に入りポイントを取りまくって、制限時間27分オーバー。(ちなみに30分オーバーすると失格&捜索隊という事になっていた。)
競技の趣旨までも無視した、これはもうちょっとした『暴挙』ですな。(笑)
しかし、本人は「今回は地図が読めた!」といって、ご満悦な様子でしたが。

表彰式が終わり、ブル以外の皆様とはお別れ。
そっちに引き寄せられ、呼んでも来ないまなじ〜を放置して、箕面の駅前の立ち飲み屋の前でビールケースを椅子にし、とりあえず乾杯!!
そこから十三の銭湯に行き、駅前の大衆酒場の二階座敷で、大反省会(宴会)。
さらにもう一軒、大衆酒場の座敷をハシゴして、今度は隣に陣取っていた「ふんどし愛好家」という謎の集団と絡んで、岡奴が上下脱ぎ合戦を展開しつつ、もうなんだか混沌で酩酊な十三の夜は更けていったのでありました。

いやぁ、皆さんお疲れさまでした。
今回は、ブルの皆さんの走力が生きた大会でしたな〜。
僕的には物足りないポイントのセッティングではありましたが、これはこれで走力とルートマネージメントのバランスがシビアになり、楽しめました。
またやりましょう〜。

 

 

 

11月14日 再度山ライド


10月後半だったか、さのっぴから
『とれとれ東海からM丸夫妻が遊びに来るので、矢田を走ろうと思います』との連絡があった。
で、今週の木曜の晩『降水確率が80パーセントなので、中止します。』となり、
金曜の晩、『ふたたび、再度山をはしります。』 と一転二転。
本日集合時間の11時に、再度山駐車場に行ってみると、M丸夫妻は寝坊して来ていなかった。(笑)
しかも、『寝過ごしました。先に走っておいて下さい。』とだけ連絡が来たのみで、その後音信不通。
まあ、いつもの事?(再笑)
一応こっちには向かっているようだったが、まだまだ時間がかかりそうなので、主賓不在のまま、ライドスタートである。

今回のメンツは、さのっぴ、M崎さん、クッキー夫妻、まなじ〜、東海からM又さん、M丸夫妻(未着)
と、今回初対面のあけちゃん。
誰が来るとも聞かされてなかったのだが、行ってみるとけっこうな人数だった。
昨晩の雨はすっかりあがり、晴天。
再度公園の紅葉は、丁度イイ感じだ。
何だかんだとスタートも押したので、巻きで進む。

昨晩の雨で、トレイルはけっこう水浸し。
ただこの辺は、ぬかるむような所は少ないので、水しぶきが冷たい以外は、快適に走れる。
シングルを一つトバしたが、ほぼ休憩無しで、六甲記念碑台まで。
昨日の雨のせいか、空気がもの凄く澄んでいて、展望は最高。
「島寄り」していて、関空がすぐ近くに見える。
遠くに見えるのは、四国の阿南辺りか?
こんなに遠くまでクッキリ見えるのは、一年間通してもそう無いかもしれない。
しかも、午前中まで雨模様の天気予報だったので、展望台に人はまばら。

ここに着く前に、やっとM丸夫妻から、再度山駐車場に着いたとの連絡があったので、とりあえず六甲山ホテルまで舗装路を登ってくるように指示し、1時間、ランチを食べながらマッタリする。
陰ると寒いが、日が当たると温かい。

今回初対面のあけちゃんは、関東の「ふっしー」繋がりで、最近やって来た、バックカントリー系のスノーボーダー。
マウンテンバイクは、まだ始めて5〜6回目だという事で、 ヘルメットも、ザックもすべてボード仕様なのだが、体力もあるし、やってることもキャラクターも、見事にコチラ(とれとれ)系。
むっちゃ馴染んでます。(笑)

M丸夫妻が、六甲山ホテル前に着いたという連絡が入ったので、合流。
14時15分。
16時を過ぎると、もう森の中は真っ暗になってくるので、こっからさらに巻きで下る。
川が増水して、いつもより渡渉が困難な所もあったが、それはそれで楽しくクリア。
なんとか暗くなる前に駐車場に到着した。

駐車場でしばらくマッタリした後、いつものなぎさの湯に移動し、フロ上がりは、王将で晩飯。
本日も楽しゅうございました〜。

 

 

 

11月8日 関西シクロ〜マキノ高原


シクロクロス。
わからない人には、なんの事だかさっぱりわからないと思うが、実はこれ、自転車競技である。
ロードバイクのようなドロップハンドルの自転車に、マウンテンバイクのようなブロックパターンのタイヤを履いて、オフロードの周回コースを走ったり担いだりしてタイムを競う。
ロードレースがオフの冬がシーズンで、ロードバイクのオフトレーニングとして出ている人も多く、ちゃんと、この競技専用のバイクも各社から販売されている。
フレーム的には、色々とロードバイクと違うところもあるのだが、大きくは、ブレーキが泥詰まりしにくいカンチブレーキになっているのが特徴・・・。

まあ、自転車に乗らない人は、たぶん今まで見たこともないマイナー競技(?)だと思うのだが、何故か関西では盛んで、11月〜2月にかけて『関西クロス選手権』と銘打って、シリーズ全10戦も開催されている。

そして、何故か僕はこのシクロバイクを持っている。(笑)

いや、話せば長いので割愛するが、僕がしばらく自転車から遠ざかっていた時、再び自転車に乗るきっかけになったのがこのバイクだった。
まさかその時は、僕がシクロクロスのレースに出るだなんて想像もしていなかった。
いや、というか、シクロクロスのバイクは知っていたが、選んだ理由が『ツーリングにも対応できそうな丈夫なバイク』という事だったので、こんな身近にシクロの大会があることすら知らなかったのである。
しかし、どっぷり自転車にハマっていくうちに、周りに、関西クロス選手権に出ているという知り合いもでき、せっかくシクロバイクを持ってるんだから一度レースも出てみたいなぁ・・・と思うようになった。
そして、去年。
京都の桂川緑地公園で開催された大会で、念願の関西クロスデビューを果たしたのである。(大袈裟か?)

いやぁ〜。コレがまあ、面白かった!!

何が面白かったかと言われるとよくわからないが(笑)、ドロップハンドルでオフロードを走る非日常性?、30分〜60分という競技自体の短さゆえにギリギリまで上げる心拍数、他の選手との競り合い感も新鮮で、かといって、ロードのクリテリウムのような落車したらタダでは済まないような恐怖感や、選手同士の殺伐とした雰囲気が無いというのも良かった。
その時は、もうシーズンも後半で、他の日は予定が合わず、結局去年はこの一戦しか出られなかったのだが、『来年はもっと出よう!!』そう心に決めたのである。

 

そして本日は『関西クロス第2戦マキノ高原』である。
第1戦の『日吉』は、四国エクストリームとカブって行けなかったので、今日が僕の開幕戦だ。
朝4時半起床。
朝6時までに名神に乗れば、早朝割りの適応がある。
京都東で降り、湖西道路をマキノまで。
受け付け開始の8時前に現地に着いた。
もう皆さん、試走が始まっている。

関西クロスは、レベルによって、男性だけでも、トップのC1(上級)、C2(中級)、C3(初級)、CM1(マスター上級)、CM2(マスター初級)と、細かく別れている。
といっても、いきなり上のカテゴリーにはエントリーできなくて、下の階級で優勝(もしくは二位)になって始めて上のクラスに昇格できるというシステム。
つまり、僕がエントリーできるのは、C3か、CM2。
オッサンは素直にCM2(マスターは40歳以上)にエントリーである。

会場をウロウロしていると、とれとれのM波さんに遭遇。
その後、とれとれ東海のジンさんや、関西のS谷、S井さんにも遇う。
ジンさんとは、同じカテゴリーでエントリーのようだ。

とりあえずバイクを組み、アップも兼ねて試走。
去年出た桂川と違って、今回は、平坦の所がほとんど無い。
シケイン等の人工の障害物が無いかわりに、一ヶ所けっこうな階段登りがあって、そこそこのシングルトラック(?)を下るようなコース構成。
マウンテンバイクなら何て事無い下りだが、さすがに最初はバイクの限界が読めず、ちょっとビビる。
乗れずに、全部担ぎで降りる人もちらほら。
一周して、激暑だったので、一旦車に戻り上着を脱いで、空気圧を若干落とし、もう一周して試走終了。
戻って、さらに空気圧をいじったりしているうちに、もうスタートの招集がかかった。

9時10分スタート。
いきなり心拍数195(想像)。
スタート位置はまん中くらいか。
しばらく抜いたり抜かれたりしつつ進む。
ジンさんが少し前に見える。

懸案の階段登りの後の下り。
しかしま、もう慣れて、なんなくクリア。
徐々に順位を上げて、ジンさんにも追いつき、2周目へ。
M波さんから『今8位!』の声援。
さらにテンションが上がって2名パス。
3周目の坂を下りて5位の背中をとらえた時だった。

『ガチャッ!!』

あ〜っ!やっちまいました・・・チェーントラブル!!
乗りながら修復を試みるも、ガッチリ咬み込んでいて、そんなレベルではない。
バイクをひっくり返し、取り外し作業にかかった時間数分(もしかしたら1分くらい?)
7〜8名にパスされる。
その後レースに復帰するも、計4周30分のレース、10位まで追い上げるのがやっとだった。
う〜ん、無念!!(笑)
いや〜、しかし、でも面白かった。

その後、CM1のカテゴリーのレースがあり、M波さんは何と二位。
いや〜立派。おめでとうございました!!

 

さて、M波さんの応援も済んだところで、まだ11時過ぎ。
このまま帰るのもなんなんで、こうなる事を見越して、今日は秘かに第二ラウンドを用意していた。
シューズを履き替え、ザックを背負って、トレランである。
マキノは、湖北の名峰、赤坂山や三国山の登山口でもあるのだ。
ここマキノスキー場から、白谷を経て北上、三国山を獲り、赤坂山から南下、スキー場へ戻ってくるコースを設定。
ハイキングマップによると6時間半程度の行程だが、3時間くらいで帰って来れるのではないかな?と。

まず、白谷からしばらくは舗装路ラン。
ここから赤坂山までの道は、実は数年前のとれとれ東海オブシで通った道でもあり、もっと前には、逆回りだが、I上ネーサンと登山で来た事もある。
途中からダートの林道になり、黒川越えまで。
紅葉がなかなか良い。
そこからはシングルトラック登り。
と言っても急登ではないので、けっこう走れる。
三国山の分岐から三国山をピストンで獲り、山頂で昼食。
赤坂峠から明王の禿、赤坂山までは、ハイスピードトレランコースだ。
途中、爆走していると、すれ違いざまのオバサンハイカーに『忘れモンか?』と聞かれる。(笑)

赤坂山から赤坂越えの鞍部へ。
そこからは、スキー場までは標高600メートルほどを激下り。
少し階段が多いが、適度にテクニカルで良い練習になった。

マキノスキー場に着いたのは、スタートから2時間半後。
GPSで距離を確認すると、この行程で12〜13キロだった。
ま、満足なペースである。

 

いやぁ〜、今日も運動しました〜。
関西クロスは、残り8戦。
もうすでに他の予定とかぶっているモノも多く、僕もなかなか出られませんが、可能な限り出たいなぁ〜。
あ、関西クロスは、マウンテンバイクでも参加可能です。
というかマウンテンバイクの人もけっこういます。
よかったら皆さんもいかがでしょ?

 

 

 

11月3日 荒木又右衛門鍵屋の辻決闘マラニック


四国エクストリームの興奮も冷めやらぬ中(笑)、中一日で今日は文化の日。
海水でふやけた足で2日間も走り回っていたので、足の裏にマメができ、大丈夫かなぁ・・と思っていたが、なんとか走れそうなくらいに回復してきたので、今日は井上道場に参加である。

『荒木又右衛門鍵屋の辻決闘マラニック』
荒木又右衛門とは、江戸時代の剣客の名前。
鍵屋の辻の仇討ちの話が有名で、今まで、講談や時代小説、時代劇映画の題材にもされてきたようだ。
で今日は、伊賀上野の鍵屋の辻公園でその史実にまつわる法要があるらしく、このマラニックは、その法要に合わせて、仇討ちの時に通った道筋を辿る・・・というモノらしい。

基本的に井上道場のイベントは、全てがこのような歴史がテーマのコースなのであるが、そういう文献を読んでも、あまりにも色々と登場人物が多すぎて、過去にあまり興味がない僕にとっては、何の事やらさっぱり。(苦笑)
ただ、エントリーフィーの安さ(3千円、エイド、終了後のうどん、銭湯代込み)と、当日エントリーできる気楽さ、オフロードも織り交ぜた走り甲斐のある距離(45キロ)等、お得感満載なので、時間が空いていれば出るようにしている。
鍵屋の辻は、今回で、2度目の参加である。

 

朝5時半起床。
電車にて天王寺でブルの皆さんと合流。JR木津駅へ。
当日エントリー(レイトフィー込みで3500円)を済ませ、準備。
以前は無かったが、今回はモノクロだがけっこうちゃんとした地図もある。(A3が3枚。相変わらず見にくいが)
荷物は500円でゴールまで運んでもらえるが、今回僕はアドベンチャーの練習も兼ねて、着換えや上着など全て担いで走る事にした。
大会自体の今回のエントリー数は百数名。その中でブル陸上部からのエントリーは12名。
なんと一割以上がブルの皆様ですか。(笑)

9時スタート。
昨日近畿地方では「木枯らし一号」が吹き、気圧配置も冬型でかなり寒さを警戒したのだが、日が射すと意外と温かい。
皆さんでのんびり走る・・・が、最初の山道(オフロード)の下りで、だんだんテンションが上がってきて、下り激走り。(笑)
後方スタートだったのだが、一気に中盤へ。

今回は、せっかく地図があるので、片手に持って走る。
が、時々確認するに、どうも方向が変だ。
コンパスは持たずに、時々プロトレック(腕時計)のコンパスで方向を確認していたのだが、方角が90度くらい狂ってる?
最初は、井上マップが間違っているのかと思っていたが、太陽の方向から、どうやら、プロトレックの電子コンパスが狂っている事が判明。
地図と方角の相違で立ち止まったりしている所で、谷やんとO橋さんに追いつかれ合流。
しばらく一緒に走るも、オンロード上り坂でチギられる。
続いて、松もっちゃんにも追い越されるが、まあ、彼女にはどう張り合っても勝てるわけもない。(笑)

2回目のエイドで追い抜かれた3名と一緒になり、柿食ったり胡瓜食ったりしたが、その後、松もっちゃんははるか彼方へ。
残りの二人にも、笠置でトイレに行っている間にチギられる。
しかしま、長丁場なので、一人で走っている方がペースが気楽で良い。

笠置坂を下り、木津川を対岸に渡ると、東海自然歩道の極上シングル。
大河原大橋を渡り、3枚目の地図へ。
これで3分の2は消化したことになる。
もう一息だ。
・・・と思ったが、その後、どうも地図とコースが違う気がする。
まあ、井上マップだからなぁ〜と気にしないで3キロほど進んだだろうか。
すると、目の前にJR月ヶ瀬口駅が出現。
地図で確認して、愕然。
え?まだ大河原大橋から1キロも来てないんですか??
立ち止まって、まじまじと地図を確認すると、どうやら、地図の継ぎ目が適当で、そこの部分でマップが2〜3キロほど欠落しているようである。
う〜ん、ヤラレました〜。

しかしま、コレこそが井上道場。
後でモンクを言っても『ほ〜でっか!えろ〜すんまへん!!』で、終わりなのは目に見えてるし、皆さんそれも折り込み済み。 (笑)
(しかし、コレに気付いた人がどれだけいたかも微妙だが・・・)

気を取りなおし、頑張ってラン。
この頃になると、前の方からペースの落ちたランナーがポロポロ落ちてきて、微妙にテンションも上がりつつ、追い抜きつつ進む。

島原の集落の手前で、地元の秋祭り?に遭遇。
天狗のような面を被り、なかなか興味深い。

与右衛門坂、芭蕉の尻もち坂を越え、オフロードをかっ飛ばして下った所で、谷やんとO橋さんに追いつく。
そこからは残すところ、オンロードで伊賀上野城手前の鍵屋の辻公園まで、4キロほど。
頑張って付いていくも、ゴール1キロ手前で二人にチギられ、28位でゴール。
所要時間5時間15分ほど。
一応45キロという触れ込みだが、たぶんそんなには無いかな?(笑)
でもま、僕的には納得。
よく走りました〜。
ちなみに、松もっちゃんは、女子総合二位。

その後、エントリーフィーに含まれている茶店のうどんをご馳走になり、1万円相当の伊賀牛が当たる抽選会を終え(何も当たらず(笑))これまたエントリーフィーに含まれている銭湯に行き、風呂。
風呂上がりに、隣の酒屋の自販機ビールで乾杯。

缶ビール片手に、近鉄で鶴橋まで戻り、居酒屋で反省会。
ちなみに、12名中、ちゃんと最後まで完走したのは6名。
初心者のコウ先生のスイーパーを買って出てくれたT野を除いては、 途中電車に乗ったりしての自主的ショートカット。
これは想像だが、完走していない人のほとんどはブルの面々なのではないでしょうか?
一割以上のエントリーを締めている我々の完走率が半分というのもいかがなモノなぁ・・・と。(笑)

しかしま、アレもコレも含めての井上道場。
このユルさ加減が、良いところでもありますな。

皆さん、お疲れさまでした〜。

 

 

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