隊長の屋外な日々

 

 

12月30日(火) 怒濤の年末忘年会攻勢(その5-おたっしゃ忘年会)。


朝7時起床。
結局、昨日帰ってきた時には午前0時を回っていた。
部屋の中は、散らかり放題。
胃腸もだいぶ疲弊してきている様子だが、実は、今日も朝からお出かけである。
今日は、今年の忘年会納め(笑)。
生瀬のぴりかお亭にて、おたっしゃ忘年会なのだ。
題して『おたっしゃ忘年会&忘年登山「甲陽園〜生瀬、マイナールートへの誘い」』
やはり、『おたっしゃ山岳隊』たるもの、最後も、登山でキリリとシメた忘年会にしましょうというわけだ。
そういえば、去年は、日本一の低山、天保山に登頂してから、忘年会だったなぁ。
そして、ちょどイイ事に、何とこの日は、ぴりかお女史の誕生日でもあるらしい。(自己申告)
バタバタと、登山の準備をし、9時半頃出発。
まずは、ぴりかお亭に寝袋やホットプレート、カセットコンロを持って行く。
そこで、車にて集合の皆さんをピックアップ。
11時にワシ邸前で下ろし、そのまま甲陽園駅前へ。
そこで、電車組を乗せて、集合したのは、10名と犬1匹。
今回は、従来のおたっしゃ隊プラス、スペシャルゲストとして、小豆島からニャンコS木を迎え、他にも、Tかー、いっちゃんの3名が初参加。
しばらく休隊状態だった、りかちゃんも久々に復活・・と賑やかな山行となった。

11時半頃、出発。
階段を上り上ヶ原へ出て、地滑り資料館前から仁川を遡る。
この仁川沿いの道が、実はなかなか良いのである。(入り口は、一応進入禁止っぽくなっている。地図には、載っていない)
江戸時代に掘られたという用水路沿いに、切り立った崖有り、鎖場有り、眺めのいい岩場有りで、変化に富んだコースである。(仁川渓谷と、名が付いていたような・・・)
そういえば、何年か前、ここでカワセミを見事もあったよなぁ。

そもそも、この企画は、「甲陽園の僕の家と、生瀬のぴりかお亭は、電車を使うとムチャクヤ遠回りをしなければならないのに、実は直線距離はかなり短い、いっそ山越えしたら近いのではないか?」
という素朴な疑問から実現したモノである。
まあ、他にそんな事を考えるというか、そんな必要がある人は、そういないだろうから、ルートは、けっこうオリジナリティ溢れたモノとなったと思う。
皆さんも、なかなかお楽しみの様子。
今回は、ほとんど初心者も数人いるのだが、まだまだ楽勝といった感じで、まあ、とにかく皆、喋りすぎで、はっきり言ってウルサイくらい。(笑)
師走の渓谷に高笑いがコダマする。
さすがに、登りがキツくなると、静かになるけどね。

仁川ピクニックセンターから甲山森林公園をかすめて、甲山へ。
山頂直下の階段は、短いが、けっこう斜度がある。
遅れる隊員もちらほら。
山頂で小休止。
記念撮影をして、北側に下山した。

昼食は、仁川上流部の川原で。
おかず一品を皆で持ち寄るのが、おたっしゃスタイル。
人数が多いので、かなり豪勢なランチとなった。
(さすがに僕は、朝起きて用意するパワーはありませんでした。すんません。)

この日は、かなり暖かかったのだが、さすがにじっとしていると冷えてきたので、再出発。
そこからしばらくは、12月始めに下見したルートである。
西宮カントリークラブの下を通り、少しだけ車道に出て、ゆずり葉台へ。
そこから、また山道に入り、譲葉山山頂で、六甲全縦ルートと合流。
岩倉山から生瀬へ、またもやマイナールートを下る。
ここからは、ぴりかお女史が、 愛犬チリ号と共に、しょっちゅう散歩に来ているらしいので、彼女らにとっては、庭みたいなものだ。
関電の鉄塔整備用の道らしいが、なかなかきれいな道。
しかし、下りは激キツ。
一気に降りて、生瀬のぴりかお亭に到着したのは、14時15分頃だった。
いやいや、皆さん、お疲れさんでした〜。

一方、ぴりかお亭では、宴会のみ参加コースの、フードコーディネーターのユウちゃんと、つっちーが、今宵の宴会の下ごしらえのまっただ中だった。(ご苦労様です。)
なにやら、凝った料理が、ギョーサン出来ている様子。
しかしま、とりあえず、あらかた集合したところで、温泉へ。
宝塚の荒神温泉。
温泉といっても、ほとんどただの銭湯だのだが、かなり渋い(笑)露天風呂なんかもある。
小さい銭湯なので、女子の方は、ほとんど銭湯ジャック状態だったのかも。
君らの声しか聞こえんかったぞ。(笑)(といいつつ、ワシの声も、よー聞こえてたらしいが・・・)
(おたっしゃ隊は、何故か女子が圧倒的に多いのである。男子隊員募集中。)

温泉を後にして、宝塚駅前でOケイ隊員をピックアップし、ぴりかお亭へ。
さあて! 忘年会の開始である。
キリンの缶の簡易生ビールサーバーで、ビールが行き渡った所で、スペシャルゲスト、ニャンコS木の仕切りで、乾杯!
まずは、焼いたカラスミを、薄く切った大根で挟んで食う・・・。
美味〜。
その他にも、カブラ蒸しやら何やら、 後から後から、旨いモンが
・・・。
そして、ぴりかお女史のお誕生会も。
皆で、お祝い。
○○才、おめでと〜!!
ユウちゃんお手製ケーキも激ウマだ。

そして、お待たせ、Tかー母、お手製餃子&スジ煮が登場。
前から美味いらしい・・という噂は、かねがね聞いていたのだが、ホンマに美味かった。スジ煮も、超ウマ〜。

結局、ビール1.5リットル樽5本、缶ビール1ケースを消費した。
日帰り組は電車のあるうちにお帰り。
泊まり組は、さらに酔っぱらい、ドタバタの寝床割り当てで、微妙に殺伐となりながら、就寝。
そして僕の怒濤の年末イベントも、無事終了した。

皆さん、本年は、何かとお世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします〜。

 

 

 

12月29日(月) 怒濤の年末忘年会攻勢(その4-小豆島で釣り納め-二日目)。


6時に目覚ましは鳴ったのだが、起きたのは7時半頃。
お湯を沸かし、カップスープ。
パンにチーズを挟み、微妙に旨くない、キューピーのフレーバーマヨネーズを付けて食う。
お天気は快晴。思った以上に暖かく穏やかだ。
この調子だったら、島の北側のA級ポイントにも入る事ができるかもしれない。
(北側は、冬型の気圧配置だと、風が強くて釣りにならない事が多いのだ。)

9時頃、宿を後にして、内海町のコンビニで昼食を購入。
小豆島北部の灘山エリアに向かう。
この付近は、一大採石場。
採石現場の切り立った岩壁が、殺伐とした風景を醸し出している。
海岸に降り、釣座を決め、とりあえず第一投目。
思った以上に、海流が速く、アッという間に、仕掛けが右から左へ流される。
そして、放っておくと、根掛かり。
重りをスパイク天秤に替え、なんとか流れに逆らって見るも、効果は薄い。
すると、いきなり、竿をひったくるようなアタリ。
巻き上げてみると、キスだった。しかもいいサイズ。
しかし、今回の狙いはカレイ。というか、もう12月も末。キスのシーズンではない。
やはり、暖かかった秋の影響が出ているのかなぁ。

すぐ後方では、I藤のアニキが、竿にもの凄い唸りを上げさせて、大遠投。
『いよっ!!日本一!!』 (これは、減らず口S藤氏が考えた、アニキが大遠投を果たした時にかけられる、お約束のかけ声である。)
実際、かなり飛んでいるのではないだろうか?
とにかく、彼は投げる。
彼のそんな姿を見ていると、『遠くまで飛ぶなら、もう釣りなんてどうでもいい!』と思っているようにさえ見える。
『地獄の北木島』に行った時も、義理の兄に、『ヨシロー君(アニキの名前)そんなに投げちゃぁダメだ〜!』
と激注意されていた。
そりゃそうだ。岸際を浮きで狙う釣りだったんだからね。
そして、一人で彼が防波堤で釣りをしていた時も、ぶらっと来た見ず知らずのオッサンに(防波堤で釣りをしていると、必ずと言っていいほど、こういうオッサンがやってきて、『こんな所で釣れるかいな。』などと憎らしいことを言うのだが・・)『どこまで投げとんや!』と言われたらしい。(ポイントは、ずいぶん手前だったそうだ。)
そして今日も・・・。
とりあえず、大遠投しては根掛かりの繰り返し。
しかしやはり、遠いとは、それだけ他の人が届かないポイントまで届くという事である。
そして、ついに来た!!
重たい竿を激巻き上げた先は、かなり良いカタのガシラだった。
『おお〜〜〜っ。』一同羨望の眼差し。
気をよくしたアニキは、さらに大遠投を目論見、30秒くらい風待ちまでして、さらに気合いの入りまくった大遠投。
『ビシュッ!!!』
・・・・・
『ザブッ!!』(←仕掛けが着水する音。)
『いよっ!!日本一!!!』減らず口S藤氏からかけ声が飛ぶ。
『どこまで、飛んだっすかねぇ?』
・・・・・
『ア・・・アニキ?』
・・・・・
しばらくの沈黙の後、アニキの口から衝撃的事実が!
『大変です・・・仕掛けも道糸も、全部飛んでいってしまいました・・・』
何と、リールに巻いてあったライン全部を使い切り、ぞれごと全部飛んでいってしまったらしいのだ。
『ア・・・アニキ・・・投げすぎにも、ほ・・ほどがあります。(爆笑)』
一同、呼吸困難で、しばらく釣りにならなかった。

その後すぐに、北風が強くなり、釣り事態も困難になってきたので、このポイントから移動する事にする。
島の南岸、北西の風に強いとされている、石場エリアへ。
しかし、係留の船が多くて、すぐ隣の竹生漁港へ。
現在までの釣果は、3人で、キス一匹、ガシラ1匹、ベラにフグにナマコ(これは釣れたというより引っ掛かったようだ)。
遠征したにしては、激しく貧果で、このままでは、ちょっと帰るに帰れない。
とりあえず、仕掛けを投入し、カップソバと、おにぎりで昼食。
天気は、ちょいと曇り気味。
風も時折強く、少々寒い。
焼酎のお湯割りで暖を取る。
肝心の釣りの方は・・・ ハゼがボチボチ。
ヒトデにハオコゼ、ガッチョにキス。
魚種は豊富だが、数が多くは釣れない。
しかしまあ、長い間釣っていると、それなりに、数も揃ってくる。
そしてついに、I藤のアニキが待望のカレイを釣り上げた。
サイズは、20センチクラスと、そう大きくもないが、ポッテリ太った、いいカレイ。
しかし、その後カレイは続かず、暗くなって、アナゴが釣れだしたので、18時頃納竿。

また大枚をはたいて、フェリーにて姫路まで。
西宮に戻り、ロイヤルホストで晩飯を食い、解散。
いやいや、来年は、もっと釣りまくりましょうぜ!!

 

 

 

12月28日(日) 怒濤の年末忘年会攻勢(その3-小豆島で釣り納め-初日)。


翌朝は、朝7時半頃起床。
朝食を摂り、コーヒーブレイク。10時前には、宿をチェックアウトした。
高速をトばし、家に着いたのが11時半。
それから急いで、仕事に取りかかった。一応今日で、今年の仕事納めである。
そして、17時までには、何としても仕事を終わらさねばならない。
夕方からは、S藤氏とI藤のアニキと一緒に、小豆島へ旅立たねばならないのだ。
何をしに行くかというと、それは釣り納め&またまた忘年会。
当初は、日帰りで行く予定だったのだが、S藤氏のスケジュールが急遽空き、『どうせだったら忘年会も兼ねて、一泊にしないか?』となったのが昨日。
お陰で、こんなバタバタな事態になってしまったのだが、思えば、2年間の失踪生活のあげく今年春に、やっと僕らの前に姿を現したI藤のアニキが、わざわざフィリピンに面接に行った謎の会社(いやいや、ちゃんとした優良企業です(笑))に転職が決まったのが先日。
今後彼は、土日が休みで無くなり、もしかしたらなかなか泊まりで何処かに行くことも難しくなるだろうからね。
(まあ、平日が休みなので、平日に一緒に釣りに行く回数は増えるかもだが。)
そして、場所が小豆島になった理由は・・・恐らく、前(失踪前)に3人で釣りに行った中の一つ、『小豆島爆笑珍道中よ再び。』とシャレ込んだのだと思う。
思い起こせば、『地獄の北木島』『悪魔の男鹿島』『このやろー!沼島』等、数々の島ツアーをこなしてきた我々だが、こう並べてみると、悪い印象が無いのは小豆島だけだったような気もするしなぁ。

16時半頃西宮を出発。
今回は、買いだし、宿の手配、フェリーの下調べ等、すべておまかせ。
阪神高速から、第二神明、加古川バイパスを経て、18時頃、姫路港に着いた。
フェリーの出発時間は19時10分。
そしてまずココで、我々は思わぬ事態に遭遇する。
『ア・・・アニキ、激高です!!』
何と!フェリー代が、思った以上に高かったのである。
乗客一人1320円、車一台(ドライバー込み)8150円。計10790円也。
今日び1万円出せば、高速道路で四国に渡って帰ってこれるではないか〜。
確か、前に来たのが4〜5年ほど前だったが、 その時、そう高く感じなかったのは、その頃のワシら景気が、まだ良かったからか?
I藤のアニキは失踪前だったからか?
この平成不況(アニキは失踪)は、ワシラの経済観念にも、暗い陰を落としていたのである。
(というか、要するにセコくなったというわけか。)
ああ、恐ろしや。来年は、もう少し景気が良くなる事を祈ろう。
しかしまあ、散々フェリーの切符売り場の前で悪態をついても、もう今となっては、現実的には、フェリーに乗る以外に選択肢は無い。
幸い、JAFの会員証を見せれば、料金が1割引になることが判明し、全員、しかし何処か引きつった笑いを浮かべながら、フェリーに乗り込んだ。

思えば、小豆島に行くのは、5度目くらい。
ほとんどが釣り目的だ。
今回の宿は、坂手にある『内海サイクリングターミナル』である。
ココは、前回『小豆島爆笑珍道中』の時に、キャンプサイトも決まらず、日も暮れてきたので、この際どこか宿でも・・・と探しつつも、どこにも相手されず、八方塞がり、ふと後を振り返ったらソコに燦然と輝いていた宿だった。
S藤氏とI藤のアニキが、泊まれるかどうか聴きに行って、値段を聞いて、思わず最敬語になり、全力疾走で車の所に帰ってきたという、その宿の料金は、何と、素泊まり2700円(税別)也。
特にボロいワケでもなく、風呂も有り、冷暖房も完備。すばらしい。

21時半頃、宿に着いた。
チェックインを済まし、荷物を部屋に搬入。
言っておくが『ゲハヘ』(激腹減りの略)である。
しかし、風呂が9時半までだというので、急いで風呂に入る。
客は、僕らの他には一人だけらしい。
というわけで、大浴場ではなく、小浴場のみに湯が張ってあった。
しかし、急がねばならないので、三人まとめて風呂へ。そして寒いので、全員とりあえず浴槽へ。
コレがまた、激狭。
この年になって、オッサンばかりで体育館座りして、方が触れ合うくらいキチキチの寿司詰状態で風呂に入るハメになるとは思わなかったぞ。(笑)
全員、薄苦笑いしつつ、『ちょっと触んなよ!』等と、微妙に罵倒しあいつつ、とりあえず温まり、ゲハヘも極まった所で、部屋に帰った。
そして、夕食はすき焼き。
傍若無人に、強引に鍋とカセットコンロを部屋に持ち込み、コタツを囲んで宴会開始。
(良い子はマネしないように。)
ビールで乾杯。刺身は三品。
深夜のすき焼きってーのが、ちょいと、翌朝に辛そうだが、いや〜ウマイ旨い。
そして、ギターを取り出し、今日も毎度のフォークセッション。
せーので、ヤル曲は、か・・・風っすか!
しかしそれにしても、どうやら失踪中に、アニキはかなりギターの腕を上げたようだ。
きっと、四畳半で泣きながら、一人でギターをかき鳴らしていたに違いない。
そして、窓の下には神田川が流れていたに違いない。

アニキは、熱く、朝6時に目覚まし時計をかけつつ、一同深夜1時半頃に就寝。
さて、明日の釣りは、どんなモンでしょなぁ。

 

 

 

12月27日(土) 怒濤の年末忘年会攻勢(その2-有田でクエ鍋)。


朝9時半頃起床。
早速仕事に取りかかり、15時頃、金沢に仕事の商品のサンプルを送り返し、その足で阪神高速湾岸線へ。
今日は、Bルーの忘年会。
『Bルー』は、今年もお世話になったデザインプロダクションで、キャプテンT野も、ここの社員。
毎年、キャプテンの号令の下、ちょっと遠出して、一泊忘年会をやっている。
去年は日本海でカニ。その前は日高で魚。その前は瀬戸内のチョンマゲオヤジのいるパラダイス宿だった。
そして、今年は有田でクエ鍋である。
実は、クエを食べるのは2度目。
前回食べたときも、『こんなに美味い鍋があるのか〜!』っちゅうくらい美味かったので、今回も期待大。
と同時に、2度食って2度とも旨かったら、「前回食べたクエが特別美味いヤツだったのではなく、クエという魚自体が激ウマなのだ!」という、僕の中での一つの結論が出る。
それと、今回の目玉は、もう一つ。
『エガガ・ファイナルコンサート!』である。
内容はまだわからないが、 T野は、忙しい仕事の合間を縫って休日出勤を重ねネタの仕込をし、一方エガガは、DVDで振り付けの研究、今回のスペシャル出し物の練習と、日々鏡の前で血のにじむような特訓を重ねていたらしい。
思えば、K崎氏の結婚披露宴で、『エガガ』が鮮烈デビューして以来、彼女(?)は、ひたすらトップアイドルの座を突っ走ってきた。
今回の『ファイナル』が、いわゆる一つのファイナルという事だが、この後、彼女はネットアイドルとして、第二のアイドル道を歩むのではないか?・・・という噂も、業界では、まことしやかに囁かれているそうである。
とりあえず、こうご期待。

仕事がオしたので、僕は、車で直接有田の民宿『松林』へ。
結果、他の皆さんが到着したのとほとんど変わらない時間に現地に着いた。

早速風呂に入り、晩飯に向けてスタンバイ。
そして7時前。
いよいよクエ様の登場である。
まずは、クエ薄造り&にぎり。
他にも、スズキ、ハマチの刺身もなかなかに美味だ。
そして、本編のクエ鍋。
まずは、アラをぶち込み、野菜も投入。
このアラの周りの、ぷるぷるコラーゲンが、また旨い。
当然、身も激ウマ。
前回食ったヤツよりも、脂がのっている感じだが、まあ、どちらがどうというワケではなく、とにかく激しくウマいのである。いやぁ旨い!!

しかし、ここでトンだ邪魔が入った。
宿のオバチャンが『すいません、車動かしてもらえませんか?』とやってきたのである。
その車とは、僕の車。
『おかしいなぁ・・・そんな止め方はしていなかったのだが・・・。』
と思ったが、まあ、しょうがない。
玄関に向かうと、宴会場では、どこかの土建屋さんのような連中が、宴会で大盛り上がりまっただ中。
外に出ると、玄関前に、紺色のセルシオが、デ〜ンと止まっていた。
そして、横を通り過ぎる時に、宿のオッチャンと別のオバチャンがひそひそ話しているの小耳に挟んだ。
『この車は?』『これは・・社長さんの・・』
僕の車の所に行くと、すぐ後に、作業着のヤンキーニーチャン(恐らく、宴会場の一味と思われる。)が
ぶっきらぼうに『すんません。』と立っていた。
どうやら、僕の車の後のシビックを動かしたいらしい。
しかし、その車は普通に前に出せば、普通に出られるのだ。
なんで、わざわざ後の車を動かさねばならんのだ?
しかも、僕の車の前は、別の車が突っ込んでいて、その車も動かさないと、僕の車は動かせないような複雑な状態なのに、である。
その瞬間、ピンときた。そうなのだ。あのセルシオが邪魔で出られないようなのである。
とりあえず、まあ、しょうがないので車は動かしたが、なんだか無性に腹が立ってきた。
これは、ひとこと言わねば気がスマン!!
車を元の場所に戻し、玄関前にいたオバチャンに、勢い込んで一言。
『この車は、なんすか? コレを動かせばええんちゃいますの?!』
そうだ、僕の車は、ちゃんとルールを守って止めていたのだ。
なんで、こんな超迷惑な止め方をしている車の尻拭いをせねばならんのだ!!
しかも社長さん(おそらく宴会場の土建屋の社長と思われる。)の車ってのが理由か!?
そんな、客に優先順位を付けたような商売しとんのか、わりゃぁ!!
言っとくが、ワシなんか隊長じゃ〜!!
すると、オバチャンは、しどろもどろになりながら・・・
『いや・・・この車だけ、どーしてもキーが見つからなくて・・・』
あまりの、間抜けな答えに、これ以上文句を言う気が失せて、部屋に帰った。
どういう事情だったのかを、皆にぶちまけ、とりあえず、発散。
そうこうしていると、さっきのオバチャンが、『すんません、すんません。一本ですいませんけど・・・』と、各テーブルに、ビール一瓶の差し入れを持ってきた。
『そんなつもりじゃ無かったんですけどねぇ。』
と言いつつ、差し出されたビールは、甘んじて受ける。(笑)
しかし、まあ、気分の良いモノではないな。

気を取り直して、クエ再開。
みんな、ビールもジャンジャン飲ってくれ!!(笑)
最初見た時は、「少し少ないか?」とも思ったが、そんな事は全然無く、最後は、『野菜を食ったら負けじゃ!!』なくらいに、満腹&満足。
最後は、これまた激ウマの、雑炊でシメた。
一泊2食付きで12,000円。これはけっこうお得かも。
車の移動がなければな。

一段落した頃、布団を寄せて、テーブルが持ち込まれ、ステージが作られた。
いよいよ、本日のメイン第二弾。『エガガファイナル』である。
ファン一同に、クラッカー(食べるヤツじゃないよ)が配られ、客席の明かりが落とされた。

そして・・・ミュージックスタート!!
向かって左の、楽屋から、颯爽とエガガの登場だ!!
『パン!パン!パパン!!!』さっそくクラッカーの雨霰。
『キャ〜〜〜!! エガガ〜〜!!!』黄色い声援の嵐。
前回のフルーツ山盛りの衣装と違って、今回は、シルバーのドレス。
ぐっと大人っぽい出で立ちである。(爆笑)
プリチーなダンスで、観客はメロメロ。
腹筋は痙攣。
しかし、今回は、そんなモンでは終わらない。
『タラリラリラ〜』ミュージックが変わり、何と!『エガガイリュージョン』の始まりである。
まずは定番の、花が増えていくマジック。
『お〜〜〜っ!!』
客席から、どよめきが起こる。
そして、取りい出したる新聞紙。
『新聞紙に水を注いで、消えて無くなるアレだ。
そして次は、4本のリングを繋げたり外したり。
こりゃ、さっぱりタネがわからんぞ。すばらしい!!
そしてラストは、イリュージョンらしく、ぬいぐるみのタマちゃんが、着ぐるみのタマちゃんに大変身という、大技。
爆笑と感嘆の坩堝。
そして最後に、その着ぐるみタマチャンと、エガガのスーパーダンスでシメていた時、何と、さらにさらなるハプニング。
『あのぅ・・明日の朝食の時間は・・・』
宿のオバチャンが、突如部屋に乱入してきたのである。
踊り狂っていたエガガは、五月蠅いと注意されたのと思い、硬直。
とりあえず、ピンクのカツラを脱いで、精一杯、申しわっけないをアピールだが、しかし、悲しいかな、その出で立ちでは、カツラを脱いだとて、受ける印象がどれだけ変わるというのか。
一同、腹を抱えて激笑。
ヘタり込んで、しばらく立ち上がれない人が続出した。

夜1時半頃、就寝。
エガガのお陰様で、皆さん、今年も、笑って終れたに違いない。
スーパーアイドル、『エガガ』よ、永遠なれ。

 

 

 

12月26日(金) 怒濤の年末忘年会攻勢(その1-Bルートニック編)。


いやいや、忙しかった・・・。
こんなに忙しかった年末は、初めてかもしれない。
そして、もう大晦日。
きっとこの日記を書き終わる頃には、来年。
トシを跨いで、去年の日記を書くなんてーのも、何だか年始早々後ろ向きで、さい先がイマイチなような気もするが、まあ、しょうがない。
とても、日記なん書いてるヒマが無かったのだよ。

さて、初日は26日。この怒濤の年末は、この日から始まった。
その日は・・・朝から速攻で仕事を済まし、14時頃から、自転車にて大阪へ。
まずは『S藤デザイン』のS藤ネーサンの所へ、もの凄く久しぶりに顔を出す。
実は、先日、堀江の路上ででバッタリ会って(2年ぶりくらいかも)・・・
『アンタ何してんの〜!!いやぁ・・今からちょっとウチ寄り!』
ってな話になり、その時は、たまたま、その後、友人のライブが控えていたので、また日を改めてお邪魔したしだい。
S藤ネーサンは、業界的にも人生的にも僕よりもずいぶん先輩で、そしてこの世代のデザイナーは、なかなか破天荒な方が多くいらして、数々の武勇伝など、話していても面白い。
ケーキをいただき、しばらく近況報告。
お互い、元気そうで何よりでした〜。
来年もよろしくお願いいたします!

そしてそれから、すぐ近所のY田氏の事務所『Bルートニック』へ。
今日は、ここで忘年会である。
思い起こせば、Bルートニックの引っ越しにともない、新事務所のペンキ塗りなんかを手伝ったのは、今年の3月頃だったか。
そして、集まった面々は、Y田氏のお仕事関係、代理店の方々。 それに、デザイナー仲間。
そもそも、僕とY田氏の付き合いは、僕が、最初の会社を3ヶ月で辞めて、次に入っ会社で一緒になったのが始まり。
なので、今回集まったメンツも、僕と彼が前にいた会社の、ちょっとした同窓会のような感じでもあった。
延べ人数で、20人ほど。
中には、かなり久しぶりな人も。
酒を飲み、語る。
僕らの業界は、決して景気がいいとは言い難いが、この日集まった連中は、皆さん、なかなか元気で頑張っている様子だ。
やはり、こういう集まりは、時々あった方がイイ。
たいした話しをするワケではないけどね。
皆さん、来年もよろしくお願いいたします〜。

12時半頃、帰路に着き、午前2時前頃帰宅。
どーでもいいが、酔っぱらって自転車では、1時間で帰るのは難しいぞ。(笑)

 

 

 

12月21日(日) 川湯キャンプ2003(その2)。


翌朝、快晴。
夜中は、きっと、気温は余裕で零下に下がっていただろうが、湯たんぽのお陰で寝袋の中はポカポカ。
しかも、澄んだ空気に、眩しい冬の日差しで、テントの中もポカポカ。
外に出てみたら、もう、ずいぶん気温も上がっていて、全然寒くなかった。
見上げると、真上から山の向こうまで、インクを溶いたような、いっさいグラデーションのない真っ青の空。

とりあえず、七輪に火を起こす。
間もなく、皆さん起きだし、カップスープにホットサンド。
それから、ハワイトレッキング帰りのネーサンのお土産の『コナコーヒー』を入れる。
そして、しばらくほっこりした後、テツヤ氏が、オモムロに言った。
『さあ!では、そろそろやりましょうか。』
何をやるって、実はそれは、昨日、テツヤ氏がオークワで買ってきたモノをヤルのである。
それは、赤い包み紙に包まれた、けっこう大きな箱だった。
そしてテツヤ氏はその箱を僕にさし出し、言った。
『はい。クリスマスプレゼント。』
(おお!!さすがは、インターナショナル・アウトドア・クラブ(IOC)に在籍なさっているだけある。 やはりこの時期は、クリスマスっすか〜!)
『え?、いいんすか?というか、何スカこれ?』
『いやいや、いつもお世話になってるから。』
と・・いう事は、クリスマスプレゼントというよりは、お歳暮か?(笑)
早速、包み紙を開けてみると、中には、何と、『人生ゲーム』が入っていた。
しかも最新版、『人生ゲームBB(ブラック&ビター)』である。
そういえば、この前、ワイドショーで紹介されてたぞ。
確か、今回のブラック&ビターは、世相を反映して、従来よりも、『人生は甘くない』的要素を多く取り入れたんだとかどうだとか・・・。
いやいや、しかし人生ゲームとは懐かしい。

とりあえず、車や人間、部品を外し、お札なんかも用意して、準備にとりかかった。
そうそう、10万ドルの白いお札は、なかなか貴重で手に入らなかったんだっけ。
そういや、車に乗せる人間を爪切りなんかで短くカットして『子供』とか作ったりしたよなぁ。(←ワシだけか?)

ルールブックを片手に、ゲーム開始。
基本的なルールは、昔と変わらないが、現代風に、盛りだくさんなアレンジが加えられていた。
まず、職業。 止まったコマの職業が気に入らなければ、『フリーター』も選択する事ができる。
結婚も、しない事が選択できる。
そして、スキルポイントというのがあって、それを貯めると、転職、昇進なんかもできるのである。(つまり、スキルが貯まらないと、一生ヒラ社員。)
子供の頃と違って、勝ち負けよりも、楽しむ姿勢でゲームに臨むので、昔とはちょっと違った面白さがある。
ネーサンは、ショップ店員からカリスマ店員へ。
テツヤ氏は、スポーツ選手からトップアスリートへ。
僕は、最初は会社員だったが、途中で科学者に転職し、最後は教授へ。
そして、S藤氏は、フリーターから、サラリーマンへ。一生ヒラだったが、CMソングを作曲したり、小説が当たったり、犬と話せるようになったりと、副業でガッポリ儲けていた。

1ゲームで、2時間くらいはやっていたかも。(笑)
それにしても・・・わざわざキャンプ場に来て、コタツに入って、人生ゲーム。
数年後には、TVなんかも登場して、『紅白歌合戦』とセッションしているかもしれない。

16時頃撤収。
凍った道にヒヤリとなりながら、十津川経由で帰阪。
皆さん、お疲れさまでした。
また来年も、色々企画しますんで、よろしくお願いいたします〜。

 

 

 

12月20(土) 川湯キャンプ2003(その1)。


金曜日の夜・・・近畿地方には、この冬一番の寒気が流れ込み、木枯らし一号が吹いた。
東京では、今年の木枯らし一号は、確か10月くらいだったと記憶しているのだが、まあ、それだけ、今年の近畿の秋が温かかったという事か。
ローカルニュースでは、兵庫県の豊岡で、早くも20センチの積雪だとか、 スキー場も、これでまずは一安心というニュースが流れ、室外気温は、もうマイナスまで一息といった状態にまで下がった。
そして、天気予報では、『翌日の土曜日が、一番キツイ冷え込みになるでしょう。』と予報していた。

そんな酷寒の中、なんとキャンプである。
目的地は、川湯温泉。
南紀和歌山の山中にある、川から温泉が湧いているので有名な温泉地だ。
そして、まあ、毎年行っているのだが、そのキャンプの目玉というか、キモは、川湯の仙人風呂(川原に重機で掘った巨大な露天風呂。もちろん入浴料無料。)と、我が自作の必殺『アウトドアこたつ!』。
『アウトドアこたつ!』なるモノが、どういうモノかというのは、去年の日記にも書いたような気がするので、あまり詳しくは書かないが、それは、アウトドアで使うために、ワシが自ら考案し、コーナンに毎日のように通い、仕事もそっちのけで制作した、スーパー冬キャンプアイテムである。
熱源は、七輪。テーブルに埋め込んだ七輪と、補助として、中に豆炭入りの小さい七輪も入る。
強いて言えば、ただ一つ『あまり暖かくない・・』というコタツとしては致命的欠陥があるのだが(ダメじゃん)、まあ、アウトドアに行き、こたつに入り鍋をつつき、しんみりと今年のキャンプ納めをしようではないか〜。と、毎年この時期に川湯に通って、もう5年、いや6年か・・になる。
最初は、今、上海でディレクターをやっているS山氏とS藤氏と一緒に行ったっけ。(その頃はコタツは無かった。)
その後、S山氏が管理職に昇進し多忙のため抜けたりしながらも細々と毎年行っていたのだが、今年は、新たに、I上ねーさんと、IOCのテツヤさんが参加。
また、賑やかな川湯キャンプが復活の気配である。

さて当日。
お天気は晴れ。
荷物を積み込もうと外に出たら、甲陽園初雪。雪が積もっていた。
S藤氏と合流し、テツヤ氏と阪和自動車道紀ノ川SAで合流。
I上ねーさんは、急遽仕事が入ってしまい、後から電車とバスで追いかけて到着の予定だ。
そして、湯浅御坊道路を抜け、先日開通した阪和自動車道南部ICに着いた時には、吹雪だった。
『ここはどこだ?』『南紀白浜ではないのか?』(笑)
海の方から、暴風雪が吹き付けていた。
しかし、南紀。海水温は高いのだろう。
冷たい北風に、温い海水が反応して、海から霧がモウモウと立ち上っている。
いやいや、なかなか見れる景色ではないのかも・・・。

田辺のAコープで、野菜や肉を購入。
その間、テツヤ氏は、何か買い物があるといって、隣のオークワ(和歌山で幅を利かせているスーパーマーケット。)へ。(後で聞いたが、何を買ったのか・・『後のお楽しみ』としか教えてくれなかった。)
買い出しが終わると、あまりの寒さに恐れをなしたS藤氏も、隣のオークワへ湯たんぽを購入に走る。(僕はすでに購入済み。)
それから、白浜の『とれとれ市場』に移動し、新鮮な魚介類を物色。
これからは、川湯に向けて、峠越えである。
国道311号線は、何と、チェーン規制が出ているらしい。
昨日、あまりの冷え込みに、慌ててノーマルタイヤからスタッドレスタイヤに替えてて良かった。
実際、国道311号線は、雪国だった。
昼間なのに、気温は、マイナス一歩手前。
道路には、かろうじて、雪はなかったが、ノーマルタイヤのテツヤ氏は、けっこうヒヤヒヤものだったに違い無い。

16時前、『川湯野営場木霊の里』に到着。
サイトを設営し、火をおこし、ビールでほっこり。
キャンプサイトは風もなく、思ったほどは寒くはない。
間もなく、携帯に、ネーサンが川湯のバス停に到着したという連絡が入ったので、全員、風呂の用意をして、ねーさんを迎えに行った。
外は、また大雪。
テントのフライシートは、もうすでにカチコチに凍っている。

雪で視界不良の中、ネーサンを探し出し、温泉へ。
風呂に入る頃には、雪もすっかり止んで、空には星がちらほら見えだしていた。
気温が低いので、例年よりも増して湯気が激しく立ち上り、写真を撮ってみたが、真っ白だ。
服を脱いで風呂に浸かるまでは激寒だったが、そのせいか、それともさっきまで大雪だったからか、ほとんど貸し切り状態。
いやいや、極楽極楽・・・。

十分温まった後は、サイトに帰り、さあて宴会。
まずは、恒例の儀式、特上ステーキの網焼き一枚。
それから、刺身。寒ブリにヒラメ、甘エビ。(『刺身は3品(笑)』←ウチワネタ。)
甘エビの頭は、目の前の七輪にて、すぐさま焼かれ、それがまた激ウマである。
そして、メインは、味噌キムチ鍋。
ビールに、焼酎お湯割り。
ギター。
そして、外は満点の星。天の川。
夜は、シンシンと冷え、これが正しき冬のキャンプ。
(いや、コタツは正しいとは言い難いか・・・(笑))

最後は、3名分の湯たんぽにお湯を補充し、就寝。
明日は、きっと良い天気に違いない。


 

 

 

12月17日(水) アイリッシュな夜。


僕は今、風邪をひいている。
どうやら、13.14日と、久しぶりに予定の入っていない土日を迎えてしまったのが良くなかったらしい。
「仕事がヒマになると風邪をひく。」そういう人はよくいるが、僕のも、まあ、そんなモンだろう。(まったく逆のような気もするが・・)
しかも、この前治療した歯が、どうも調子が悪くて、歯ぐきがずいぶん腫れてしまい、酒も飲めずの、非常にダブルパンチな週末だった。
おかげで、年末忘年会攻勢直前の、イイ休肝日になったかもしれないが・・・・
そうなのだよ。年の瀬なのである。
金剛山もやっと初冠雪し、比良山スキー場は、残念ながら今シーズン限りで閉鎖が決まり、ドリアン助川は、知らないうちに「TETSUYA」と名前を変えていた。
いやとにかく、2003年も、もう残すところ半月を切ったのである。
今年一年を振り返るのは、まあ、もう少し後に取っておくとして、さっき、2003年の残りのスケジュールを確認したら、何の予定も入っていない日が、残り3日しか無かった。(仕事は除く)
年賀状と、大掃除は、いつやるんだろう・・・。

とまあ、そんなこんなの今日この頃。
昨日は、二日の禁酒開けで、梅田のお初天神のアイリッシュパブに行ってきた。
『ブラーニー・ストーン』。樽生ギネスの飲める店である。
この店を見つけたのは、2週間前。
オーナーはアイルランド人。客は、日本人より、外国人が多いような店である。
けっこう大きな店なので、ご存じの方も多いかもしれない。
そこで、毎週火曜日は、アイリッシュ音楽のライブがあると知ったのである。
(その他にも、水曜日には、アコースティックライブ。 土曜日にもライブがあったと思う。)
そいつは興味津々というわけだ。

8時頃からライブは始まった。
見たこともないドラムと笛と弦楽器のトリオ。(日本人)
後で調べてみたら、バンド名は『クラック』。
ドラムは『ボーラン』、弦楽器は『アイリッシュ・ブズーギ』、笛は『アイリッシュ・フルート』、『ティン・ホイッスル』というモノらしい。
いやいや、これが、思った以上に良かった。
『バグパイプは出てこないのか?』(←これはスコットランドである)ってーなくらい、はっきり言ってアイリッシュ音楽に関して、ほとんんど無知だった僕も、気分はすっかりアイリッシュ。
ギネスを飲りつつ、まだ見ぬアイルランドの風が感じられたような気がしたね。(笑)
そして、その1時間のステージが終わると、今度は、なんだか知らないが、楽器を持って集まってきた他のミュージシャンと、一つのテーブルをぐるりと囲んで、セッションが始まった。
これがまた、なんとなく勝手で、客がいるとかそういう事はどうでもいいといった感じ。 (テーブルを囲んでいるので、他の客にまるっきり背中を向けている人もいるのだ。)
誰かが笛を吹き出すと、それにバイオリン、ブズーギが合わせる・・・。
みんなで一斉に演奏するのでもなく、それぞれ席を立ったり、モノを食べたりしながら、思い思いに演っている感じも良かったね。

22時頃に店を出た。
やはり、ギネスとアイリッシュ音楽は合う。
これで、僕が、もう少し英語が喋れればなぁ・・・。
なんせカウンター近辺内外は、ほとんど外国&キャッシュオンデリバリー。
オーダーするのにも、けっこう緊張するのだよ。(苦笑)

 

 

 

12月14日(日) ヤフオクデビュー。


僕の携帯は、カシオ『C303CA』。
はっきり言って、 かなり古い。
前面には、何と!セルラーのロゴ。(今はAUっす。)
2000年2月発売だ。
たしか、カシオが始めて携帯電話に参入した機種。
カシオらしさを全面に押し出したかったとかいう話で、デザインはGショックをかなり意識している。
実際、性能の方も、Gショックを語るだけあって『耐ショック性に優れ、防水!』と、その当時の他の携帯とは、一線を画していた。
そして、その機能こそが、当時、僕が携帯に求めていたモノだった。(なんか大袈裟だな。)
早速、僕は、早々に機種変更。
それ以来、『この携帯は、ワシのために作られたのではないか?』と思うくらい、アウトドアを共にしている。
釣りの途中、魚臭い手で仕事の電話を受けたり、ゲレンデの吹雪の中でT永君を岩岳の星にしたり(←内輪ネタでスマン)、雨の中のツーリングでも・・・
最近では、一緒に風呂まで入っている。(これはウソ)
ま、とにかく、まったく気を遣わなくてもいい所が、大変気に入っているのだ。

しかし、考えてみれば、製造からもうすぐ、まる4年。
ボディは傷だらけ(ま、これはまったく気にしないのだが)、液晶画面も見えにくくなってきたし(当然モノクロ)、エエ加減バッテリーもヘタって来た。
待ち受けだけなら1日くらいは大丈夫なのだが、通話すると、15分ぐらいでバッテリーが無くなってしまうのだ。
さすがに、コレでは、使用に問題が出てきた。
ところが、もうカシオは、カメラ付き携帯に全力を傾けていて、もうこういう防水モデルは作っていない。メーカーに問い合わせてみたところ、バッテリーも製造中止で、在庫も無いとの事。
ドコモに行けば防水の携帯はあるのだが、それだけのために、携帯の電話番号を変えるのもなぁ・・・と、途方に暮れていた時、ふと思いついた。
『インターネットで調べたら、もしかして、こういうバッテリーの中古とか、あるんじゃないか?』

調べてみると、これが・・・あった。
ヤフーオークションで、あっさりヒットした。
バッテリーだけでなく、本体とかもバンバン売っていた。
というか、中古の携帯電話の市場なんてモンがあるなんて、知らなかったぞ。(笑)
しかも、そういう「携帯の中古のバッテリー等を専門に扱う業者」なーんて、まさにビンゴなモノまで見つかった。
そして、その業者のサイトを調べてみたら、「本数が少ないバッテリーの機種は、その都度、ヤフーオークションに出している。」との記載。
当然のように、僕の探しているヤツは、このオークション組である。

かくして、僕は、ついにというか・・何だか必然性に駆られて、どちらかというと仕方なく、ヤフーオークションデビューを果たす事になった。
というのも、そもそも、僕は、こういう系は、あまり得意ではない。
東南アジアに行って、買い物する時でさえ、値切るのは苦手である。
値段が決まっていないモノを買う・・・すると、どうしても買った後で、『もっと安く買えたのでは?』『実は、ソンをしたのではないか・・・?』と、後悔の念が頭をもたげてくるのだ。
そもそも、楽しいはずのショッピングが、どうも、後味がすっきりしないのである。
値切るのとは少し違うが、オークションも、その点では、やはり同じだろう。
しかしまあ、そんな事を言っていても、僕に残された選択肢は無い。
早速、なんだかやたらに面倒くさい、オークションの登録を行い、お目当てのバッテリーを落札にかかった。

最初の値段設定は、1800円だった。 落札指定日までは、5日。
とりあえず、1900円として、エントリーしてみる。
入札件数が1となり、最高入札者の所に、僕のIDが表示された。
現在の価格が1900円にならないのは何故だ?と思ったら、どうやら、 自動入札とかいうシステムで、他の誰かが1900円を超える値段をつけるまで、落札の権利は僕のモノという事らしい。
つまり「1900円までなら、僕は出してもいいですよ〜。」と内密に意思表示をしているという事になるらしいのだ。(競合者にはわからないようになっている。←しかし、その裏では、この自動入札最高金額を「知る手だて」までもが、ネットオークションにかけられていた。1500円くらいだったかな? もう、何でもアリである。(笑))
そしてもし、このまま、他に誰も名乗りでなければ、1800円で落札という事になるらしい。
出品者は、個人ではなく、そういう携帯中古バッテリーを扱う業者で、新品同様のパフォーマンスが残っているバッテリーであるという保証まで付いていて(その業者の保証だが)この値段はお買い得ではないか。
過去の落札価格を検索してみると(便利だなぁ・・・)9月の落札例では、1800とか1900円で落ちているようなので、そんなに高い値段はつかないだろう。(しかし、もっと遡ってみると、4000円というのもあった。同じモノなのに、オークションとは恐ろしい・・・)
できるなら、波風立たず、このままの値段で終わって欲しいものである。

しかし、実際は、そうウマくはいかなかった。
競合者が現れたのである。(まあ、オークションなので、当たり前だが・・・)
まず、終了2日前くらいに、2000円の値が付いた。
すぐに対抗しようかと思ったが、そこで、ふと思う。
『こんなに前からヒートアップしていたら、どんどん値がつり上がっていくだけではないのか?』
そうである『終了直前にサクッと値を上げて、ハイ!時間切れ。』になれば、そう上がらずに済むのでは?(実はこれがアマかったというか、そういうシステムではなかった。)

そして、入札終了時間1時間前。
『そろそろ本腰を入れて落としにかかるか〜。』と、2100円からオークション開始。
徐々に値が上がり、残り30分頃には、2500円くらいになった。
う〜む・・・3000円くらいまでなら出してもいいとは思うが・・・。
同じ商品は、また出るかもしれないし、もう出ないかもしれない。
よーし、ダメもとで、直前作戦を敢行だ!!と、終了時間1分前に、2600円の値を付けてみた。
すると、競合相手が2700円の値を付けているので、2800円でないと落とせないとの画面表示。
しかし、もう時間がない。
何だかわからないまま、『アワアワ』とOKをクリックしてしまった。
『あ〜あ、2800円になっちゃったよ・・・でもま、落とせたって事か?』
しか〜し!!何と、落札終了しているはずなのに、終了時間が5分延長されているではないか!!
そして、値段は、2900円になってしまっているではないか!
なんだか、キツネに摘まれたような気分。
『え〜い、こうなりゃヤケだ!!』と、また直前に3000円の値を付けてみても、また同様に時間が延長され、3100円の値が付いた。
『おんどりゃ〜!ワシをおちょくんとんのか!!』
と、思わずキレそうになったが、ふと我に帰り、考えた。
このシステム、出品者が、陰でどんどん値を釣り上げるってーのも、可能だよな?
そうだ、僕は、ハメられているのかもしれないのである。
(まあ、後で考えみれば、自動入札というシステム上、直前で値が上がれば、時間を延長せざるをえないのかもしれないか・・・)
そう思った途端、なんだか、バカらしくなってしまい、これにてオークション終了。
お目当てだった商品は、3100円で落ちていた。
ドッと疲れたぞ。(笑)

それから1週間後。
今度は、同じバッテリーで、グリーンのヤツが出品された。
僕のは黒だが、 そんな事は大して気にしない。
というか、バッテリーの色が違うなんて、そんな使い込まれた歴史を感じる道具はけっこう好きかも。(笑)
そして、そのオークションが終了したのが、一昨日。
今度はあっさり、最初の設定値段、1800円で落札だった。
前回は、あれでヤメといて正解だったのである。
う〜ん、オークションの深い淵を、かいま見た気分。(笑)

しかしまあ、これで、僕の携帯も、しばらく安泰かも。
しかし、カシオさん。『防水カメラ付き携帯』な〜んて、そろそろ企画してくれませんかねぇ。

 

 

 

12月7日(日) 芦生の森(その2)。


朝7時半起床。朝食は8時から。
全員、二日酔いもなく(?)9時半頃に、車2台に分かれ京大演習林の林道にに入った。
実はここは一般車進入禁止なのだが、これまたA山氏のお陰様。
ゲートを開けて、芦生最深部に突入である。

昨日とは打って変わっての低気温。 車外の温度計は、摂氏4度。
お天気は、昨日よりもいいような気はするのだが、やはり曇り時々雨。
『お!?』 今ちらっと舞ったのは、雪ではないか?
どうやら雨は、みぞれから、雪混じりになってきたようだ。
今シーズン初雪。
車外気温は、2.7度を示していた。

ガタガタ道を1時間ほど走って、目的地の『長治谷作業所』に到着。
作業所と言っても、今現役で何か作業をしているわけではない。作業所跡と、使用していない小屋が一軒。
あと、ココは、芦生の森唯一の指定キャンプサイトでもある。
車を止めて、早速出発。
目指すは、由良川最源流部『上谷』である。
ガイドブックによると、そのエリアが、一番芦生らしい景色が見られる所らしい。
A山氏曰く『芦生銀座』。(笑)
実際、入り込んでみると、広い川原、湿原、年輪を重ねた背の高い原生林の森。
地面には、シカの糞がコロコロ。所々に、鹿の白骨。
しかし、なかなか、肝心のキノコが無い。
いや、所々にはあるのだが、散発的で、しかもそれが食えるかどうかもわからないので、採っていいもんだかどうなんだか・・・。
その都度、A山氏を呼ぶわけにもいかず、とりあえず、なんとなくめぼしそうなヤツを採りつつ、気分は、狩りというよりも、芦生散策。
キノコもイイが、ここは苔がすばらしいなぁ。
時折強くなるアラレが、パラパラとウエアを叩く。

途中、A山氏が『ちょっと、ここの谷で頑張ってみますわ。』と、一本の広めの谷に分け入った。
さすがは、仕事柄、ひょいひょいと、アッという間に奥に入って、みるみる小さくなる。
他のメンバーも、後に続いたり、近辺の藪に入ったり・・・しばらくそこで頑張ってみたが、結局、そんなに成果は上がらず。
I上ネーサンが、一人気を吐き、狩り頭。次点はポルチン氏か・・・。
といっても、そんなに多くはない。 しかも、食べれるかどうかも未知数だ。
しばらくして帰ってきたA山氏も、思った以上の成果は上がっていなかった。
『う〜ん、ちょっと時期が遅かったのかなぁ。』
『もう少し奥に入れれば・・・』
しかし、もう時間は11時半を回っていたので、残念ながら、来た道を引き返す事にする。
昼飯は、鍋。
予定では、キノコ満載胡麻坦々鍋になる予定だったが、まあ、仕方がない。
食材は他にも買ってあるしね・・・。
関西スーパーで買っておいた、1パック100円、宮崎産椎茸もあるさ・・・。
そんな慰め事を言いつつ、帰路に着く。

しかし、実は、まだ全然全く諦めていなかったハンターが一人いた。
ねーさんである。
彼女は、そんな全員が諦めムードに支配されていた帰り道途中も、一人爛々とキノコに目を光らせながら歩いていたのだ。
そして、叫んだ!!
『A山さん!!あの白いのは何!!!』
キノコであった。
しかも、食えるキノコの群生。『スギヒラタケ』である。
一同、突如色めき立ち、そこら中のスギ林の切り株を探しまくる。
結果、まあ、それほどの群生はなかったにしろ、その他、『スギエダタケ』等食えるキノコも見つかり、何とか鍋の具も確保できた。
ねーさん!サスガです!!(感謝)

車の所に戻った頃には、お天気もだいぶ回復してきていた。
速攻で、テーブルや椅子、バーナーや七輪を出し、サイトのセッティング。
その間、A山氏は、図鑑を広げて、食えるキノコと、食わない方がいいキノコの分別作業。
(←本日の収穫です。)
そうこうしているうちに、七輪でステーキが焼き上がった。
続いて鍋に、キノコを投入。

 

 

 


キノコ胡麻坦々鍋芦生スペシャルの完成である。

ん!!ん〜ま〜〜〜い!(美味い〜!)
出来合いの鍋の素だが、なかなかにイケるぞ。
そして、スギヒラタケ。コイツもかなり美味いではないか。
続いて焼きシシャモ。 ビールもそこそこに、焼酎お湯割りにシフト。
さらに鍋、第二弾。最後はうどんを投入してシメた。
完食&満足。

帰りは、美山の「かじか荘」にて風呂に入り、解散。
なかなかに、充実した2日間でありました。
皆さん、お疲れさまでした。
そして、A山氏、大変お世話になりました。ありがとうございました〜。

 

 

 

12月6日(土) 芦生の森(その1)。


芦生。『あしう』と読む。
京都北部、茅葺き集落で有名な美山町の最深部に位置する、ちょっとした秘境である。
そこに、京都大学芦生演習林というのがある。
大正10年に、学術研究および実地演習を目的として、向こう99年間、京大に地上権が設定された4000ヘクタールを超える広大な森である。
そしてそれゆえに、その後の高度経済成長、開発等の自然破壊から逃れ、現在まで、貴重で手つかずの大原生林を誇っている。

さて、そんな由緒正しき森に行って来た。
いったい何をしに行ったかというと、そいつは『キノコ狩り!』。
自他共に認める『○○狩り』好き(天然モノに限る)のI上ねーさんが、満を侍して年末に放った、取って置きの企画である。
う〜〜〜ん、ザックザック獲れそうだ。
しかし、キノコと言えば、素人さんは手を出さない方が無難な危険な世界。
そこで今回、これまた取って置きの人物。美山町在住、木こりのA山氏の登場である。
彼は、トシ隊員の元同僚で、3〜4年前(だったかな?)脱サラして、家族でここ美山に移り住み木こりになった、物静かなナイスガイ。
美山町というのは、そういう「木こり養成システム」があるらしく、ヨソから色々な木こり希望者を受け入れていて、何と「うら若き20代前半の女性」なーんて木こりさんもいるのだ。

土曜日、朝9時過ぎに、JR西宮駅前を出発。
実は、芦生に行くのは3度目。
一度は、トレッキングで、夏に。トロッコ道のドン突きの七瀬で野営。ピストン。
もう一度は、春の4月に山菜を目論んでやってきたが、まだ一面銀世界で、山菜どころか、スキーができそうな感じだった。そういや、雪も降ったな。
何度か道に迷いつつ、現地に到着したのは、予定時間を30分過ぎた、12時半だった。
現地駐車場で、トシ隊員号と合流。
今回のメンツは、IOC(インターナショナル・アウトドアクラブ)から、テツヤさん、ヨーコちゃん。今回お初にお目にかかるシホさんと、そのお友達のY田さん。
NOC(ノック。西宮アウトドア倶楽部の略(笑))より、I上ねーさん、S藤氏、ポルチン氏と僕。それにトシ隊員の計9名。
テツヤさんとヨーコちゃんが今晩到着の予定なので、メインのキノコ狩りは明日のお楽しみとして、今日はトレッキングの予定である。

駐車場にて、急いで昼食を取り、早速出発。
お天気は、曇り時々小雨。
天気予報では、もっと崩れそうだったが、まあ、なんとか許せる天気だ。
とりあえず、トロッコ道で七瀬の谷を目指す。
所々に滝が点在。しっとりと苔むした感じが、いかにも深山といった感じである。
由良川の水は、これでもか!と言わんばかりの透明度。
もう使っていないトロッコ道は単調だが、所々橋が崩れたり、苔で滑りやすかったりのアクセントもある。
出発が遅れたので、七瀬まで行かず、手前の「カズラ小屋」前の河原に降りて、コーヒーブレイク。
由良川源流部の上質の麗水でコーヒーを湧かし、飲んだ。
気温はそう低くなく、時折、低気圧が連れてきた、温い風が顔を撫でる。

思う存分森林浴を楽しみ、来た道を引き返し、今日の宿である『芦生山の家』へ。
なかなか綺麗なログハウスである。
チェックインし、風呂に入ろうと思って、準備していると、ドアをノックする音。
A山氏だった。
なんだか、2年前に会った時から比べると、ずいぶん精悍さが増した感じだ。
(後に、彼の現在の体脂肪がわずか『6』しか無いという事が判明。皆さん、ダイエットしたい人は、美山で木こりになりましょう!(笑))
18時頃にテツヤ氏とヨーコちゃんが到着。
晩飯を食う。
メニューは、美山名物、地鶏のすき焼き。
厚めに切った地鶏は、濃厚な味で、なかなか美味。
それから、ロビーのテーブルに場所を移し、さらに宴会。
本日の宿泊客は僕らのグループだけだったので、気兼ねなく飲める。
その後、月が見え隠れするほどに天気が回復してきたのを見計らって、A山氏が、外に焚き火をセッティングしてくれた。
外に出て、それを囲み、さらに宴会。
そういえば、焚き火を囲むのも、久しぶりだなぁ。
A山氏の持ってきた一年モノのカリカリに乾燥した薪は、すぐに、すばらしい炎を醸し出し、否が応でも宴は盛り上がる。
そして、ギターが登場し、毎度の激歌タイム。
宴は午前2時頃まで続き、最後は、宿の玄関の鍵を閉められるというオマケ付き。
幸い、食堂の窓が開いていたので、事なきを得たが・・・
管理人のニーチャン曰く『まさか、まだ外にいるとは思いませんでした。』だと。(笑)

2時半頃、就寝。 
明日は、メインのキノコ狩りだ。

 

 

 

12月3日(木) MTBで裏山散策。


先日、やっと仁川の自転車屋『ムーンティル』に、修理に出していたリアホイールを回収に行った。
この前の『シュイン・タイオガカップ』でぶっ壊してしまったヤツである。
スポーク3本かと思っていたら、結局何と8本もダメだったらしい。
修理代は1500円也。(部品代500円、工賃1000円)
ん?なんだか安くないか?
部品代はそんなモンだとしても、パンク修理で800円とか取られるこのご時世、スポークを交換してホイルのフレまで取って工賃1000円は安いのでは?
実際の相場はよくわからないが、こんなんでやっていけるのだろうか?・・と余計なお世話ながら、少し心配になってしまった。
皆さん!! 自転車買うならムーンティル、修理からメンテナンス、MTBの御相談はムーンティルへ!
仁川駅北隣の良心的自転車屋『ムーンティル』をよろしく!!
ちなみに、HPはウチのリンクページから行けます。(笑)

そして昨日。
季節外れの台風の影響か、ここんとこ、さえない天気だったが、やっと青空が顔をのぞかせた。
ふと思い起こしてみれば、マラソンが終わってから、さっぱり運動していない。
ってなわけで、マウンテンバイクに乗って、甲山界隈に散策に出かけた。
年末に予定している、『おたっしゃ忘年会登山!甲陽園〜生瀬、マイナールートへの誘い』のコースを探索にも行きたかったし、ちょうどいい。
まず、我が家を出発し、車道を甲山へ。
知っている人は知っていると思うが、この道が、かなりの急登坂。
実際、車でもちょっとツライくらいの上り坂で、普通の人は自転車で登ろうなんで、間違っても思わない所である。
実際、僕も、自転車で登ってみるのは始めてだったが、さすがはMTB。
やってみれば、何とか登れるもんだ。 (ロードではちょっとキツイかも。ギア比がねぇ。)
神呪寺前を通り、鷲林寺の下の交差点を右折。
湯の口の交差点をこれまた右折、西宮カントリークラブの下の小道に乗り入れた。
ここからは、山道。
実は、地図には載っていないが、僕はずいぶん前から、この小道から仁川のピクニックセンターに抜けるルートがあるに違いない・・・と睨んでいたのである。
というか、前に一度、仁川ピクニックセンター側からこの道に出ようと目論んで、結局うまくいかなかった事があり、今回は、逆から攻めてみよう・・というわけだ。
もし、このルートが開拓できれば、甲陽園〜生瀬ルートは、完成したも同然である。
ガタガタの小道(林道のような感じ)をしばらく下る。
路肩には、イノシシが掘り返した跡。
この界隈も、やっと紅葉が最盛期を迎えた感じだ。
ゴルフ場の気配が無くなった頃の、最初の脇道を、自転車を担いでチェック。
すると・・・あっさり。(笑)
見覚えのある場所に出た。
ここはたぶん、前に一度来て、挫折した所じゃないか〜。
(といっても、何の変哲もない山道なのだが・・・我ながら、よく憶えてるもんだ。)
その時は、確か、この脇道がケモノ道に見えて、チェックしなかったんだよなぁ。
ちょっと拍子抜けしつつ、まあ、めでたしめでたし。
そこからは、MTBで、シングルトラックを堪能。
コースは狭く、所々担ぎも入ったが、全体的には丁度イイ下り基調で、なかなか楽しめた。
ピクセンから森林公園に入ろうとしたが、自転車乗り入れ禁止で、断念。
車道を新甲陽方面に下り、そこからまた裏山に入り、少し山道を楽しみ帰宅。
全行程1時間半ほど。
この裏山MTBコース。まだまだ開拓のしがいがありそうやね。
 

 

 

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